Pillar 2 対象多国籍企業グループに属するフランス企業の新たな申告義務

フランス税務当局は2025年1月27日、フランス企業がグローバル・ミニマム課税(Pillar 2)の対象となる多国籍企業グループに属することを申告するための様式No.2065-INT-SDを導入し、法人税申告書と共にこの様式を提出することを義務付けました。

フランス税務当局は、グローバル・ミニマム課税の対象となる多国籍企業グループに属することの申告様式を導入し、提出を義務付けました。

フランス税務当局は2025年1月27日、様式No.2065-INT-SDという申告様式を導入しました。これは、フランス法人税申告書の一部となり、国別報告書(cbCR)またはグローバル・ミニマム課税の対象となる多国籍企業グループに属する在仏日系企業は、本様式を申告期限までに準備・提出することが求められます。本様式には、最終親会社(UPE)およびグローバル・ミニマム課税の申告・支払いを行う会社に関する情報を含む、企業グループに関する詳細情報の記載が求められています。

2024年12月31日決算の日系多国籍企業グループのフランス子会社・支店・恒久的施設は、フランス法人税申告書の申告期限である2025年5月3日(電子申告の場合は、期限がさらに15日延長)までに、フランス法人税申告書の一部として様式No.2065-INT-SDを申告する必要があります。

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