Article Posted date
11 March 2024
社内外から技術やアイディアを取り入れて新しい事業を創出する取組みであるオープンイノベーション。
本稿では、ライフサイエンス企業がオープンイノベーションに着目している理由と、その実現にあたってのポイントを解説します。
多くのライフサイエンス企業は国内市場縮小の厳しい環境下で、既存事業の選択と集中、そして新領域への事業展開の推進を目指しています。しかし、自社にとって促進したい事業や既存事業とのシナジーが大きい新事業を展開する際には、膨大な時間とコストがかかります。こうしたなか、従来の自前主義を基盤とせずに適切な協業方法および協業先を検討し新領域への事業展開推進を行う、オープンイノベーションが注目を集めています。
ライフサイエンス企業がオープンイノベーションによって得られる主なメリットは、以下の3点が挙げられます。
- 事業を拡大するための新技術の獲得(DDS技術、新モダリティ関連等)
- 新しい販売チャンネルの獲得(海外での承認申請、営業展開)
- 開発時間・コストの削減(AI創薬等)
特に製薬業界では、個別化医療に伴う新しいモダリティの浸透や新モダリティの上市確率の高さが着目され、外部の新モダリティ開発品や技術をパイプラインに取り組む動きが加速しています。
こちらは「KPMG Japan Insight Plus」会員限定コンテンツです。 会員の方は、「ログインして閲覧する」ボタンよりコンテンツをご覧ください。 新規会員登録は、「会員登録する」よりお手続きをお願いします。 |
競合他社の方は、登録をご遠慮させていただいております。
目次
- オープンイノベーションとは
- ライフサイエンス業界でオープンイノベーションが必要とされる背景
- オープンイノベーションがライフサイエンス企業にもたらす影響
- オープンイノベーション実現のポイント
- オープンイノベーション支援における当社の強み