経理財務部門における機能変革(経理DX)への取組み - 前編

経理DXを推進していくにあたって、検討していくべきポイントを2回に分けて説明していきます。

経理DXを推進していくにあたって、検討していくべきポイントを2回に分けて説明していきます。

経理DX推進のポイント

経理DXを推進していこうと、思い切ってERPの入れ替えを検討する企業も多くあります。データを全社的に一元管理することは、大きなメリットがあるように見えますが、ERP入れ替えの前に、まずは現状の課題を把握することが必要です。

経理財務部門の高付加価値業務への変革を達成するためには、まず経理財務部門における業務である「取引の処理」の定型業務をいかに効率化していくか、検討することが重要です。

経理財務部門の機能変革(経理DX)取組み-前編-1

経理財務機能として発生している取引を記録し、会計基準に準拠して適切な処理を行うことは極めて重要な職責の1つです。

しかし、「取引の処理」そのものは、企業価値、業績の向上に直接寄与するものではなく、「財務報告/分析」、「意思決定サポート」という上位階層機能を発揮するための土台に過ぎません。そのため、「取引の処理」をいかに効率化するか、その際にITシステムをどのように活用するかを考えることが重要となります。

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