求められる事業ポートフォリオマネジメントとESG対応

2021年のコーポレートガバナンス・コード改訂により、経営陣にはESG対応を含む事業ポートフォリオの基本方針を開示し、投資家との建設的な対話を進めることが（補充原則5-2（1））、取締役会にはそれら戦略実行の監督等が求められることとなりました（補充原則4-2（2））。
また、ESG対応の新たなムーブメントとして、特にプライム市場上場企業においては、ESG対応として、TCFDに即した開示の充実が要請されています（補充原則3-1（1））。
当動画解説では、これら制度等の要請、および、要請への対応として、ESG視点も取り込んだ、ROIC業績管理・事業ポートフォリオ管理の仕組みの構築にあたっての基本的な考え方や検討例、また欧州でのレギュレーションなどを、全5回のシリーズでご紹介します。

第1回：Introduction

第2回：事業ポートフォリオマネジメントの拠り所　事業再編実務指針の解説

第3回・第4回：事業ポートフォリオマネジメントに関する取組みアプローチ（ESG視点も加味した事業別WACC設定、事業ポートフォリオ管理（資源配分・撤退基準等）などの検討ポイントをご説明）

第5回：求められるESG対応　新しいムーブメントと我が国における展望（先行する欧州の法規制・対応状況、欧州におけるレギュレーションをご紹介）

※配信は動画共有サービス「Vimeo」を使用しています。推奨ブラウザはGoogle Chrome最新バージョンです。
視聴環境についての詳細はVimeo公式サイトにてご確認ください。

第3回：「事業ポートフォリオマネジメントに関する取組みアプローチ（1）～業績管理全体像とESG視点も取り込んだ事業別WACCの設定～」（視聴時間：約17分）

事業ポートフォリオマネジメントの仕組みを実務ではどのように構築するかを第3回・4回で解説します。第3回では、業績管理の全体像と事業別WACCの算出アプローチについてESG視点をどう組み込むかに関する実務対応例を解説します。

解説者：あずさ監査法人
アカウンティングアドバイザリーサービス
ディレクター　程原 真幾

第4回：「事業ポートフォリオマネジメントに関する取組みアプローチ（2）～事業ポートフォリオ管理～」（視聴時間：約20分）

事業の位置づけを可視化し、撤退対象となる事業をいかに選別・決定していくか、事業PFマネジメントの管理の流れについて実務対応例をベースにしながら解説します。

解説者：あずさ監査法人
アカウンティングアドバイザリーサービス
ディレクター　程原 真幾

第4回の解説動画内でご紹介した関連情報はこちらからご覧いただけます。
資本コストを意識した経営管理～開示好事例からの考察～ - KPMGジャパン （home.kpmg）

第5回：「求められるESG対応　新しいムーブメントと我が国における展望」（視聴時間：約12分）

ESGに関わる開示実務への対応を想定し、先行する欧州の法規制や企業の対応状況について紹介・解説します。

解説者：あずさ監査法人
アカウンティングアドバイザリーサービス
シニアマネジャー　遠藤 宏治