金融庁、「記述情報の開示の好事例集2020」を公表
ポイント解説速報 - 金融庁は2020年11月6日、「新型コロナウイルス感染症」、「ESG」に関する開示の好事例を取りまとめた「記述情報の開示の好事例集2020」を公表しました。
金融庁は2020年11月6日、「新型コロナウイルス感染症」、「ESG」に関する開示の好事例を取りまとめた「記述情報の開示の好事例集2020」を公表しました。
なお、「記述情報の開示の好事例集2020」は、2021年2月16日及び同年3月22日に追加・公表されています。
詳細は、ポイント解説速報 金融庁、「記述情報の開示の好事例集2020」を追加・公表及び「政策保有株式:投資家が期待する好開示のポイント(例)」を更新をご参照ください。
「記述情報の開示の好事例集」は、ルールへの形式的な対応にとどまらない開示の充実に向けた企業の取組みを促し、開示の充実を図ることを目的として、有価証券報告書における開示例を中心に、投資家・アナリストから紹介された好事例を取りまとめたものです。
「記述情報の開示の好事例集2020」では以下の点について、示されています。
- はじめに ~「記述情報の開示好事例集」構成・使い方~
- 1. 「新型コロナウイルス感染症」に関する開示例
- 2.「ESG」に関する開示例
「「新型コロナウイルス感染症」に関する開示例」では、有価証券報告書の「事業の状況」における「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「事業等のリスク」、「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」及び「経理の状況」における注記事項(追加情報)の開示について、好事例としたポイントを解説しています。その他、四半期報告書や任意の開示書類の開示例も示されています。
また、「「ESG」に関する開示例」では、「特に好事例として注目した項目」として、「SDGsと事業との関連性」「多様性」「気候変動」「人材育成・人材投資」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「経営者メッセージ」に関する開示を挙げています。
なお、「記述情報の開示の好事例集」は随時更新を行うことが示されています。
参考情報へのリンク(外部サイト)
関連リンク(内部サイト)
執筆者
有限責任 あずさ監査法人
会計プラクティス部
マネジャー 古川 加織