KPMG FAS、子会社のリスクを見える化する「AI仕訳分析ツール」の提供を開始

KPMG FASは、日本企業のグループガバナンス強化を支援する「AI仕訳分析ツール」を開発し、提供開始したことをお知らせします。

KPMG FASは、日本企業のグループガバナンス強化を支援する「AI仕訳分析ツール」を開発し、提供開始したことをお知らせします。

KPMG FAS(本社:東京都千代田区、代表:岡田光、以下、当社)は、このたび、日本企業のグループガバナンスの強化を支援する「AI仕訳分析ツール」の提供を開始することをお知らせいたします。

「AI仕訳分析ツール」は、「これまでの子会社管理に変革を」をミッションに掲げ、これまで不可能であった大容量の仕訳データ分析を、簡単なクリック操作のみで実現し、子会社を”見える化”するツールです。これにより、日本企業における子会社管理、経理モニタリング、内部監査などの高度化・効率化を実現します。

近年多くの日本企業では、積極的な海外進出やM&Aによりグローバル化、経営の多角化が進む一方で、買収した海外子会社などのグループガバナンスの改善および強化が重要なテーマとなっています。その施策の1つとして、グループ子会社の基幹システム(ERP)の統合を進めている企業が増加していますが、現状ではERPで収集した仕訳データを有効に活用できている企業は多くはありません。

実際に、KPMGのFraud Survey 2022によると、データ分析を活用したモニタリングや不正検知(以下、「データ活用」という。)に関心がある日本企業は90%程度にのぼりますが、データ活用に取り組んでいる企業はわずか10%台にとどまっています。

既に仕訳データ分析に取り組んでいる先進企業においても、主に以下の「3つの壁」が障壁となり、グループ子会社分析の効果や効率性に課題を抱えているという声が多く聞かれます。

Japanese alt text:仕訳分析データを阻害する3つの壁

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今回開発した「AI仕訳分析ツール」は、これらの日本企業の課題を解決するために、当社のフォレンジック部門が開発し、強固なセキュリティが担保されたKPMGジャパンのサーバ環境で提供するSaaS型データ分析ツールです。

当社は今後も、様々なサービスやツールの開発を通じて、日本企業のグループガバナンス強化に貢献するための支援を行ってまいります。

Japanese alt text: ツールのミッションと主な機能

KPMG FASについて

KPMG FASは、KPMGインターナショナルのメンバーファームであり、KPMGジャパンを形成する中核会社の一社です。企業戦略の策定、事業ポートフォリオ最適化のための事業再編やM&A、経営不振事業の再生、企業不正・不祥事対応に係るアドバイスを通じて、企業の持続的成長のための経営管理高度化や業務改善、事業のバリューアップを支援しています。また、10の主要業種のインダストリー・グループ体制により、海外を含め、業種ごとに最新動向に関する情報や知見を集約し、各専門分野のプロフェッショナルとの連携により、ワンストップで最適なソリューションを提供しています。