KPMG、品質コンプライアンス高度化支援体制の強化に向け専用のホットラインを開設

品質コンプライアンス違反事案に特化した専用のホットラインを新設して、初動対応における支援体制を強化し、再発防止活動までワンストップで支援します。

品質コンプライアンス違反事案に特化した専用のホットラインを新設して、初動対応における支援体制を強化し、再発防止活動までワンストップで支援します。

KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮原 正弘、以下、KPMGコンサルティング)と株式会社KPMG FAS(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡田 光、以下、KPMG FAS)は、品質不正・品質不祥事など品質コンプライアンス違反事案に特化した専用のホットラインを新設して初動対応における支援体制を強化します。このたび、初期調査から再発防止活動までワンストップで行う「品質コンプライアンス高度化支援サービス」として提供を開始しました。

近年、製造業を中心として、試験データの改ざんや捏造、製造・検査工程における法定基準・顧客仕様の非準拠、無資格検査などの品質コンプライアンス事案が多数発覚しており、企業は顧客や社会に対する説明や規制当局・監督官庁への対応を始めとした危機対応に追われています。品質コンプライアンス事案が発覚した際には「初動対応」と「事態収拾」を適切に行うことが肝要で、これらが不十分だった場合は社会的な信頼の失墜など、企業存続にもかかわる重大な影響を受ける可能性があります。

このような状況を受け、KPMGコンサルティングおよびKPMG FASは、企業における初動対応の支援強化を目的に、品質不正・品質不祥事などの品質コンプライアンス事案に特化した法人対象の連絡窓口である「品質コンプライアンスホットライン」を新たに設置しました。連絡受付後には迅速に無償相談の機会を設定し、初動対応に関する一般的な助言の提供と、事態収拾に向けた支援内容について議論します。

【品質コンプライアンス高度化支援サービスの全体像】

品質コンプライアンスホットライン_図表1
  • 初動対応
    概要把握のための初期調査と、違反品の流出防止等の為に応急対応を行います。初期調査で発覚した事象の影響とレベルを判断し、適時開示の検討と判断根拠について記録します。その上で、事態のレベルに応じた調査委員会の設置等の体制構築を支援します。
  • 事態収拾
    取引先、顧客等のステークホルダーへの対応、関係官庁等に対する報告判断を行い、記者会見の実施を含め、情報開示について検討します。また、コンプライアンス違反にかかわる事実情報の収集のための詳細調査を行い、根本原因の究明、類似事案の有無確認、および再発防止策の立案・実行までをワンストップで支援します。

【ホットライン活用例】

  • 原産地や原材料、製造拠点等の偽造
  • 検査データの捏造・改ざん
  • 無資格検査・試験未実施
  • 不適合品の出荷・販売

※本ホットラインは法人の利用を目的としており、個人を対象とした通報窓口ではございません。

KPMGコンサルティングおよびKPMG FASは、国内外での豊富な知見とさまざまな領域の専門家とのネットワークを活かし、実効的・効率的な品質コンプライアンスの予防・発見・対応を支援します。

KPMGコンサルティングについて

KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスの3分野から企業を支援するコンサルティングファームです。戦略策定、組織・人事マネジメント、デジタルトランスフォーメーション、ガバナンス、リスクマネジメントなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

KPMG FASについて

KPMG FASは、KPMGインターナショナルのメンバーファームであり、KPMGジャパンを形成する中核会社の一社です。企業戦略の策定、事業ポートフォリオ最適化のための事業再編やM&A、経営不振事業の再生、企業不正・不祥事対応に係るアドバイスを通じて、企業の持続的成長のための経営管理高度化や業務改善、事業のバリューアップを支援しています。また、10の主要業種のインダストリー・グループ体制により、海外を含め、業種ごとに最新動向に関する情報や知見を集約し、各専門分野のプロフェッショナルとの連携により、ワンストップで最適なソリューションを提供しています。

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