SBTs for Nature技術ガイダンスv1.0の解説(4)

SBTNから2025年3月に海洋に関する科学的根拠に基づく目標の設定プロセスのうち、Step3「測定、設定、開示」のためのテクニカルガイダンスv1.0が公表されました。本稿では海洋のSBTsの概要と、海洋の健全性維持に貢献するために企業が取るべき行動について解説します。

海洋に関する科学に基づく目標設定(海洋のSBTs)の方法論についてポイント解説します。

SBTNから2025年3月に海洋に関する科学的根拠に基づく目標(以下、海洋のSBTs)の設定プロセスのうち、Step3「測定、設定、開示」のためのテクニカルガイダンスv1.0が公表されました。「海洋のSBTs」は、企業が科学的根拠に基づく目標を設定し、管理することで、海洋の健全性を脅かすリスクを軽減し、持続可能な海洋の利用を促進することを目指します。本稿では海洋のSBTsの概要と、海洋の健全性維持に貢献するために企業が取るべき行動について解説します。

目次

1.はじめに 海洋環境の現状と海洋のSBTs
2.海洋の3つのSBTs
ターゲット1:過剰漁獲の回避と削減
ターゲット2:海洋生態系の保護
ターゲット3:漁業影響からETP種を保護する
3.おわりに 企業に求められる行動変革

執筆者

KPMGサステナブルバリューサービス・ジャパン
KPMGあずさサステナビリティ
マネジャー 森 さやか

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