【企業価値向上のためのROIC改善施策】 ー 日本企業が見落としがちな3つのアングル ~ブランド、プライシング、運転資本 ~
【終了しました】会場開催:2025年2月28日(金)14:00~17:40(13:30開場)
【終了しました】会場開催:2025年2月28日(金)14:00~17:40(13:30開場)
失われた30年を経てPBR経営・ROIC経営が求められる日本企業にとって、利益改善は喫緊の課題です。しかしながら多くの企業は従来のコスト低減や販売拡大策を継続しているのみで、十分な効果をあげることはなかなか難しいのが現状です。一方で利益は「(販売数量×価格)-コスト」で定義されるように価格の改善からももたらされますが、付加価値を高め、値上げをする努力はコストや売上ほどなされていません。
また、ROICの視点からはBSの改善も重要です。これはPLを重視してきた日本企業にとって不慣れな領域でもあり、多くの経営層はその重要性を理解しながらも、現場での具体的なアクションに結び付くことなく従来のやり方を漫然と繰り返している例も散見されます。
本セミナーでは、皆様の企業価値向上の一助となるべく、多くの日本企業にとって見落としがちになっている「ブランド」「プライシング」「運転資本」の3つの重点領域にフォーカスを当て、それぞれの「バラつき」を特定し改善するための要点について、事例を交えてご紹介します。
なお、今回のセミナーでは、元ネスレ日本株式会社代表取締役社長兼CEOで、現在株式会社テアトルアカデミーや株式会社サイバーエージェントの社外取締役を務めていらっしゃる高岡浩三氏をゲストにお招きし、講演第一部で基調講演を行う他、第五部では、高岡氏を交えてのパネルディスカッションも予定しております。高岡氏はネスレ日本で長らく経営に携わられてこられたご経験もあり、ブランディングやプライシング、運転資本を通じたROIC改善施策にも精通していらっしゃいます。弊社及び高岡氏の知見も踏まえ、いわゆる「座学」にとどまらない実践的・実務的な対応や最新動向も含め、関西圏の企業様に広く情報提供の場をご提供できればと存じます。
加えまして、講演終了後にはご来場の皆様と登壇者を含めたレセプションパーティーを予定しております。この機会に皆様奮ってご参加いただき、少しでもお役立ていただける内容をご提供できれば幸いです。
開催概要
開催日時 :2025年2月28日(金)14:00~17:40(13:30開場)
開催場所 :ヒルトン大阪(詳細は後日ご案内します)
対象 :経営企画部門の担当役員様、管理職様
受講料 :無料
申込締切日:2月27日(木)
定員 :100名
主催 :KPMG FAS
※本セミナーは現地開催のみとなります。当日の中継や後日の映像配信等はございませんのでご了承ください。
※一企業グループあるいは一社あたり、数名程度にご参加者様を調整させていただく場合がございますのでご了承ください
※講師・主催者とご同業の方のご参加はご遠慮ください。お申込みいただいても、ご参加をお断りする場合がございます。
※ご来場の際には、受付にてお名刺を頂戴できればと存じます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
※本セミナーに関して入力いただきました個人情報は、KPMG FAS、ケイ アンド カンパニー株式会社で共有し、両社のプライバシーポリシー(KPMG FAS、ケイ アンド カンパニー株式会社)に沿って厳重に管理されます。
お問い合わせ先
KPMG FAS
セミナー担当:fasmktg@jp.kpmg.com
プログラム
第1部 高岡浩三氏基調講演~稼ぐ力をつけるROIC経営と企業価値創造~
- 欧米企業と比べて、総じて利益率の低い日本企業は、P/LのみならずB/Sにも注力を払い、ROICを改善する投資効率の良い経営により稼ぐ力をつける必要があることが指摘されます。このROIC経営とは、本質的にはマーケティングを間接部門を含めた全社的に取り入れることにより達成されることを具体例を交えながら示します。
第2部 競争戦略の終焉。STP分析から自分探しへ
- ブランドの本質は唯一無二性。今日の経営に求められるのは自社の過去と未来に向き合うこと
- 「らしさ」を発見、定義するプロセス
- ブランド確立のための「内なるブランディング」と「外なるブランディング」
第3部 インフレ時代の値付け:組織的な価格マネジメント体制の構築
- 従来の値付け方法の限界
- 価格マネジメントのための三種の神器
- 適切な価格マネジメントから得られる利益改善効果
第4部 運転資本改善:データで紐解く改善の方向性
- 運転資本改善の意義
- 運転資本管理で見落とされるポイント
- 運転資本改善に向けた分析事例
第5部 パネルディスカッション~高岡浩三氏をお招きして~
- 高岡浩三氏の豊富なご経験に裏打ちされた基調講演のメッセージと、各テーマに対するKPMGの実践的なアプローチのご紹介を踏まえ、各企業が明日から取り組むことができるアクションについてパネルディスカッションを通じて導出していきます。
第6部 レセプションパーティー~登壇者を交えて~
- 登壇者を交えた立食形式のレセプションパーティー
(ビュッフェスタイルのお料理の他、お楽しみいただけるドリンクセレクションもご用意しております)
お問合せ窓口
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お問合せ窓口
お申込みは終了いたしました。 |
お問い合わせ先
株式会社 KPMG FAS
セミナー担当:fasmktg@jp.kpmg.com
講師略歴(敬称略)
高岡 浩三(たかおか こうぞう) ※第1部、第5部へご登壇予定
2010年11月より2020年3月までネスレ日本代表取締役社長兼CEO。
ケイ アンド カンパニー株式会社代表取締役社長、早稲田大学ビジネススクール国際諮問委員、株式会社テアトルアカデミー社外取締役、株式会社サイバーエージェント社外取締役。
有利 英明(ありとし ひであき) ※第5部へ登壇予定
KPMG FAS エグゼクティブディレクター
神戸大学経済学部卒業。大手広告会社でコピーライター、クリエイティブディレクターとして従事。日本と、欧州アジア中国での各駐在を通して、ほぼ全産業領域の広告制作、キャンペーン、マーケティングをリード。M&Aにおけるコミュニケーションでは、都市銀行の合併、エネルギー企業統合を担当。通信会社の携帯事業再生、日系自動車会社の中国市場におけるEV事業立ち上げ、複数の企業の経営理念策定など事業変革も支援。その他、外資飲料企業のサステナブル領域のコミュニケーション設計に関与。
岡本 晋(おかもと しん) ※第4部、第5部へ登壇予定
KPMG FAS 執行役員パートナー
日系及び外資系のコンサルティングファームにおいて、サプライチェーンマネジメントの専門家として業務改革支援サービスを提供。2015年にKPMG FAS入社後は、M&A後のバリューアップ支援を中心に、シナジー分析、セパレーションイシュー分析、業務・システムの統合支援等、サプライチェーン領域における幅広い支援に関与。
竹内 茂一(たけうち もいち) ※第5部へ登壇予定
KPMG FAS マネージングディレクター
早稲田大学政治経済学部卒業。大手総合電機メーカーにて長年の鉄道等社会インフラ事業開発・グローバル多国籍JV設立やプロジェクト管理経験を踏まえ、会計系ディールアドバイザリーファームにおいてCAPEX/OPEXリスク&リカバリ―支援、組織・オペレーション統合、業務改善・高度化等PMI支援業務等に従事。特にインフラ・エネルギーセクターにおける知見と経験を有する。
中村 裕之(なかむら ひろゆき) ※第3部、第5部へ登壇予定
KPMG FAS ディレクター
外資系コンサルティングファーム2社にてプライシングを中心とするセールス&マーケティングを通じた利益改善に従事。その後、大手家電メーカーにてプライシングのグローバルヘッドとして、日本のみならず海外販社を含めた価格マネジメントの責任者を務める。当該領域の専門家として約20年の経験を有する。
佐伯 尚子(さえき なおこ) ※第2部、第5部へ登壇予定
KPMG FAS シニアマネージャー
東京大学法学部卒業。大手広告代理店、国内最大手化粧品会社の経営企画を経てKPMG FASに入社。ストラテジックプランニングを軸足とする強いターゲットインサイトの発掘、パーパス規定とソーシャルインサイトへの深い洞察をベースとするビジョニング・コンセプトメイキングを得意とする。