福島復興産業人材育成塾~継続した被災地支援~

KPMG/あずさ監査法人は、東日本大震災被災地の復興支援として、地域のリーダーを育成する取り組みをプロボノでサポートしています。

KPMG/あずさ監査法人は、東日本大震災被災地の復興支援として、地域のリーダーを育成する取り組みをプロボノでサポートしています。

福島県では、2016年から復興庁の支援のもと、地域の未来を牽引するリーダー人材を育成する取り組みが行われています。同県は、東電福島第一原発の事故に伴い、避難指示が出されたこと等の影響を受け、県内12市町村が依然として厳しい事業環境下に置かれています。福島12市町村の産業の再生・事業の創出のためには、将来を見据えた産業人材を育成することが求められています。

KPMG/あずさ監査法人は、東日本大震災後に復興支援として、2014年から2017年にかけて、有志メンバーが東北三陸地域のリーダーを育成する取り組み「東北未来創造イニシアティブ 人材育成道場 経営未来塾」にプロボノとして参画し、被災地の事業家の事業構想作成を支援してきました。
2016年からは福島の地域のリーダー育成を目指す「福島復興産業人材育成塾」にメンターとして参画し、塾生の地域の未来を拓く新たな事業構想の練り上げや地域のリーダーとしての意識醸成を支援しています。

2018年度も第三期が開催され、有志職員が土日に現地に赴き、地域の未来を切り拓くリーダー人材の育成に貢献しました。
2019年2月24日に、田村市役所で「福島復興産業人材育成塾」の卒塾式が開催されました。2018年8月より約7ヵ月支え続けたメンターたちは、塾生の地域への想いとこれからの挑戦に対する決意、そして自身の事業を通して実現する未来構想を見届けました。

第三期実施概要

目的 地域の未来を切り拓くリーダー人材の育成
塾生相互の学びあい・支え合いを通じた地域の中核人材のネットワーク形成
支援先 福島県 田村市および周辺町村
活動内容

塾生が自らの地域リーダーとしての役割・決意を述べるスピーチと、具体的な取組をまとめた事業構想を作成し、最終発表会の場で地域住民・関係者に向けて発表する。そのために、以下のようなメンタリングを実践した。

  • 塾プログラムに参加し、講師、他監査法人メンター等と連携しながら塾生(12名)へアドバイス
  • あずさ担当塾生(3名)に寄り添い、問いかけながら、事業・地域への想いを共有し、スピーチや事業構想をブラッシュアップ
期間 2018年8月22日~2019年2月24日

参加した職員の感想

有限責任 あずさ監査法人
パートナー
轟 芳英
会計士として培った知識や経験を存分に発揮して東北復興のお手伝いにかかわることができ、東北の次世代を担うリーダーや復興の想いを抱く同志と生涯の財産になり得る強い絆が築けたことが最高の成果となりました。
有限責任 あずさ監査法人
パートナー
柳沼 聖一
2014年10月から約4年半の間、被災地の地域を必死に変えようとする若き経営者達にメンターとして寄り添ってきたが、自分たちが支えるというよりは、むしろ震災からの復興に立ち向かっている姿に、逆に勇気をもらった。
有限責任 あずさ監査法人
シニアマネジャー
畠中 隆徳
2014年からこの活動に参画し、計8回の卒塾式で総勢111名の塾生の決意表明に立ち会うことができ、担当した27名の塾生と一緒に格闘した濃密な時間を誇りに思っています。これからも塾生の活躍をずっと見守っていきます。
有限責任 あずさ監査法人
マネジャー
山路 陽子
メンターとして意図をもって追い込み、塾生の視座を高めることの難しさに悩みながら走り続けた4年間であり、私自身の挑戦でもありました。今後も塾生の挑戦を応援し、東北が変貌する姿を見続けたいと思います。
有限責任 あずさ監査法人
シニアマネジャー
伊井 吉韻
福島県田村市で昨年11月から2月までメンターとして参加しました。
塾生の皆さんのチャレンジ精神と前向きさに引っ張られるように駆け抜けた4ヵ月間でした。塾生の皆さん、これからも応援しています。
Japanese alt text: 第三期塾生とメンターの職員たち

第三期担当塾生と田村市職員、メンターとして参加した職員たち

Japanese alt text: 福島県田村市役所にて開催された「福島復興産業人材育成塾第三期」(2019年2月24日開催)

福島県田村市役所で開催された「福島復興産業人材育成塾第三期卒塾式」(2019年2月24日)