理事長からのメッセージ
監査価値創造ストーリー
あずさ監査法人は、「The Clear Choice - 常に選ばれる存在 - 」というVision(目指す姿)を掲げています。以下の図はこのVisionの実現に向けたあずさ監査法人の価値創造ストーリーを示しています。
社会環境の変化を踏まえたステークホルダーからの期待に対して、AX for Trust(R)(Audit Transformation for Trust)のコンセプトのもと、強固な経営基盤をベースに戦略を実行し、社会や監査関与先にImpactsとInsightsを提供します。
社会のデジタル化と監査の変革
AI・デジタルテクノロジーを活用した監査の変革
高品質な監査を実現するためには、加速する社会・企業のDX(DigitalTransformation)に対応することも重要な課題です。監査関与先のDXの進展と歩調を合わせながら、先端テクノロジーを有効に活用した監査の変革を推進し、高付加価値な監査を実現して社会の期待に応えます。
監査変革に向けたAI活用
あずさ監査法人では、AIを活用して会計不正リスクを検知する「Fraud Risk Scoring_ai」や社内AIチャット「AZSA Isaac」、監査基準を照会するための「Chat KOMEI」などを開発し、会計監査におけるAI活用にいち早く取り組んでいます。
三宅 美樹 テクニカルディレクター
Digital Innovation事業部
サステナブルな社会実現への貢献
サステナビリティ情報開示に向けた取組み
サステナビリティ情報の開示と保証の制度化は、グローバルに急ピッチで進んでいます。あずさ監査法人は、高度な専門能力を持つ人材を適切に割り当ててチームを組成し、複雑かつ発展途上の規則・基準に対応するための初期的分析から戦略立案、実行、開示・保証まで、その“道のり”に沿って支援します。
サステナビリティ課題の解決を支える専門人材
KPMGあずさサステナビリティ株式会社は、2023年の保証報告書の発行数が85社に達するなど、日本におけるサステナビリティ情報保証のトップシェアを誇っています。今後もステークホルダーのさまざまな期待に応えていきます。
斎藤 和彦 パートナー
KPMGあずさサステナビリティ株式会社 代表取締役
持続可能な社会の実現に向けて
ステークホルダーは企業の開示を通じ、持続的な社会の実現への貢献と、企業価値向上の成果を理解したいと考えています。SV統轄事業部は、保証部門とアドバイザリー部門の一体運営により、持続可能な社会の実現に貢献します。
大槻 櫻子 パートナー
常務執行理事
サステナブルバリュー本部 副本部長 サステナブルバリュー統轄事業部長
KPMGあずさサステナビリティ株式会社 代表取締役
グローバル社会における課題解決
ISA600Rの導入とグループ監査
あずさ監査法人は、Global Lead Partner(GLP)による強いリーダーシップに加え、GJPネットワーク(Global Japanese Practice Network)やKPMG共通のデジタルプラットフォームにより、グローバルで一体となって高品質な監査を提供しています。今般のISA600Rの導入に伴い、この取組みを一段と強化し、監査関与先のグローバルガバナンスの高度化を実現します。
グローバル経営の高度化とGJPネットワーク
GJPの使命の1つは、会計監査のサプライズを防ぐと共に、企業のグローバル経営の高度化をサポートすることです。今後もさらにGJPネットワークは進化を続けていきます。
間宮 光健 パートナー
Head of GJP, EMA
グローバル人材の活躍
IFRS財団アジアオセアニア事務所へ出向し、外部の有識者とサステナビリティ領域におけるさまざまな意見交換をするとともに、IFRS財団のメンバーと良質な企業報告の在り方を中長期的な視点で検討しています。
高橋 範江 パートナー
IFRS財団 統合報告フェロー
価値創造を支える基盤
あずさ監査法人は、出資者であるパートナー(社員)により経営される、有限責任監査法人です。組織体制は、最高決議機関である社員会のもと、経営/執行機関と監督・評価機関から構成されています。
経営/執行体制
理事長
あずさ監査法人の最高経営責任者であり、専務理事会を主宰します。
専務理事会
理事長と専務理事で構成され、法人経営に関する方針や重要事項の意思決定を行い、執行理事等に業務の執行を指示します。また、経営監視委員、公益監視委員および上級審査会会長の候補者案を作成します。
監督・評価体制
経営評議会
経営監視委員会委員長、経営監視委員会副委員長、理事長および専務理事(リスクマネジメント統轄)により構成され、パートナー等の負託を受け、法人経営上の重要な意思決定に関与すること等を通じて経営を監督します。
経営監視委員会
経営/執行に携わらないパートナーである経営監視委員5名により構成され、経営の監視と監査品質向上のための取組みの実効性を評価します。経営監視委員会には、以下の3つの小委員会を設置し、マネジメントの選任と報酬決定等のプロセスも監視します。
公益監視委員会
独立性を有する4名の外部委員および3名の内部委員(経営監視委員会委員長および副委員長)により構成され、公益性の観点から、法人の経営が健全に行われるように監視します。
KPMGネットワーク
KPMGジャパンは、監査、税務、アドバイザリーの3分野、9つのプロフェッショナルファームに、約11,500名の人員を擁しています。各分野のプロフェッショナルが連携し、KPMGのグローバルネットワークを活用してサービスを提供します。
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監査品質を追求する、あずさ監査法人の審査体制
マーケットからの「信頼」を獲得・維持し、また、マーケットから選ばれる存在となるために、今後も審査体制の整備・運用を通じて監査品質の維持・向上に取り組んでいきます。
藤井 亮司 パートナー
上級審査会会長
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国際的な会計基準開発およびKPMGグローバルのガイダンス策定に参画
2021年からIFRS財団に出向し、基本財務諸表プロジェクトのリーダーとしてIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の基準開発に携わりました。
長谷川 ロアン パートナー
会計・開示プラクティス部