近年、患者にかかわる医療従事者・先輩患者・家族・製薬企業が連携して患者の『カラダとココロ』のケアの質を高めていくPSP(Patient Support Program:患者支援プログラム)が注目を集めています。
Patient Support Program(PSP)とは
Patient Support Program(PSP:患者支援プログラム)は、治療アウトカムの向上から患者QOLの改善を目指す取組みです。患者、医療従事者、製薬企業が連携して「カラダとココロ」のケアの質を高めて個別化医療をさらに推進するとされ、近年注目を集めています。
【PSPによる患者QOLの向上を目指した取組み】
PSPが必要とされる背景
昨今の医療環境の変化に伴い、治療を取り巻く環境は従来の一方通行の治療からインタラクティブな治療へと変化してきており、その橋渡しとしてのPSPの必要性が増しています。同時に薬物治療や治療方針に対する患者ニーズも多様化しており、サポート体制は画一的なものではなく、治療継続にあたってペイシェントジャーニー※1に則したサポートが必要です。
※1 患者が未病の段階から診断、治療開始から治療後に至るまでのプロセス
PSPが患者にもたらすメリット
ペイシェントジャーニーに寄り添った適時適切な情報提供およびコミュニケーションを実現することで、効果的な医療の提供ひいては患者のQOL向上に寄与できます。国内でもさまざまなPSPが台頭してきており、大小さまざまな形で患者のペイシェントジャーニーの改善につながっています。
PSPが製薬企業にもたらすメリット
PSPが製薬企業にもたらすメリットは、患者のQOLを改善するといった社会的価値を創出するなかで、薬剤価値の最大化だけに留まらず、医療従事者等のリソース配分の最適化、データの利活用にも及びます。
薬剤価値の最大化(既存事業の収益貢献)
- 患者・医療従事者の行動変容により患者アドヒアランスが向上し、治療継続率が上昇
- 疾患理解が深まることで、治療意欲が向上し治療中止率が低下
- 治療アウトカムの向上により、薬剤評価が向上
医療従事者等のリソース配分の最適化(既存事業の効率化)
- 医療従事者、薬剤師の疾患理解が深まり、治療に関する問い合わせ対応業務が減少
- デジタルツールの活用、問い合わせ機能の追加により紙資材の必要性が低下し、営業活動以外の訪問頻度が減少
データの利活用(既存事業/新規事業)
- 集積されたデータの分析により得られた知見を今後の上市戦略立案に反映
- 自社製品の課題や患者のアンメットニーズが解明され、創薬のアイディアにつながる
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