【開催報告】北海道大学発ベンチャーの今と将来の可能性~北海道大学北キャンパスからのスタートアップ創出への取り組み~

2022年9月16日に北海道大学にて開催し、独立行政法人中小企業基盤整備機構 北海道本部、札幌市、北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会との共催で実施し、大盛況だったシンポジウムの開催報告を紹介します。

2022年9月16日に北海道大学にて、(独)中小企業基盤整備機構 北海道本部、札幌市、北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会との共催で実施し、大盛況だったシンポジウムを紹介します。

2022年9月16日に北海道大学にて「北海道大学発ベンチャーの今と将来の可能性~北海道大学 北キャンパスからのスタートアップ創出への取り組み~」を開催しました。今回、独立行政法人中小企業基盤整備機構 北海道本部、札幌市、北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会との共催で実施し、当日はオンサイト参加者約100名、オンラインは300名を超える方にお申込みいただき、大盛況のシンポジウムとなりました。

ゲストスピーチ

シンポジウムの前半においては、あずさ監査法人・阿部から「大学発スタートアップの現状と取組み」と題し、現在の日本の状況とその位置づけ、当該環境下では日本のスタートアップの成長が欠かせない点を説明させていただくとともに、日本の大学や大学発スタートアップに寄せられる期待と現況、大学が有する技術が持続的に社会実装されていくエコシステム構築への課題とその効果的な支援などについての考察を述べさせていただきました。総括として、世界と伍して戦える日本におけるユニコーン・メガコーン企業の創出のために必要な取組みとあずさ監査法人 インキュベーション部の支援についてもお話させていただきました。

テックベンチャーピッチ

シンポジウムの後半は北海道大学発スタートアップを含めた北海道大学にゆかりのある、テックベンチャー企業5社にピッチを行っていただきました。北海道大学発スタートアップとしましては、北海道大学脳神経外科発の技術「自家骨髄間葉系幹細胞製品」の開発を進めることを目的に設立された株式会社RAINBOW 取締役 川堀 真人様、北海道大学発の技術である「蛍光バイオイメージング技術」を用いた薬効判定サービスの提供を目指すHILO株式会社 代表取締役 天野 麻穂様、安全かつ高速な小型衛星用推進系を事業化することを目的とするLetara株式会社の代表取締役 KAMPS Landon様と代表取締役 平井 翔大様、耐放射線ダイヤモンド半導体デバイスを使用した電子機器の製造・評価を目指す北海道大学・産業技術総合研究所発のベンチャーである大熊ダイヤモンドデバイス株式会社 代表取締役 星川 尚久様にご登壇いただき、その成果や今後に向けた取組みについてご紹介いただきました。またAI研究の第一人者でもある、はこだて未来大学 松原特任教授を中心に設立されたAIによる物語生成開発ベンチャーである株式会社Ales 代表取締役 藤井 竜太郎様にもご登壇いただきました。

各ピッチ後の質疑応答の時間においても参加者からさまざまな観点からの具体的な質問が寄せられ、北海道(大学)発スタートアップへの期待の高さを感じました。

北大北キャンパスミートアップイベント

今回、オンサイトには100名を超える申し込みがあったこともあり、シンポジウム終了後のミートアップイベントにも多数の方にご参加いただきました。札幌市経済観光局 経済戦略推進部長 早瀬 京太様をはじめ、後援者である北海道経済産業局、日本政策金融公庫、北洋銀行、札幌証券取引所など、関係者皆様方にもご参加いただいたこともあって、会場内の至るところで名刺交換や意見交換が行われ、コロナ禍以前のようなリアル開催ならではの盛り上がりを見せることとなりました。この参加状況からも北海道での「北海道大学」「北海道大学発スタートアップ」にかかる期待は非常に大きいと感じざるを得ませんでした。

最後に

政府は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付けており、スタートアップに対する期待はますます高まっております。KPMGジャパン プライベートエンタープライズセクター/あずさ監査法人 インキュベーション部では今後も大学発スタートアップ創出に向けた取組みをさらに加速させていきます。

このような取組みにご興味のある方はKPMGジャパン プライベートエンタープライズセクター/あずさ監査法人 インキュベーション部にご連絡ください。

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