リモート決算下における経理機能再配置

経理部門がリモート決算を実現するために必要な取組みとは?SSC・BPOの活用を含めた経理機能再配置とあわせて考察する。

経理部門がリモート決算を実現するために必要な取組みとは?SSC・BPOの活用を含めた経理機能再配置とあわせて考察する。

新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)が国内で初めて感染確認されてから既に10ヵ月が経過しようとしていますが、未だ収束はできていない状況です。このような状況を踏まえ、在宅勤務、リモートワークについては、COVID-19との併存期間(Withコロナ)だけに留まらず、最終的に社会的距離が緩和され平時に戻った後の世界(Afterコロナ)でも「ニューノーマル(新常態)」として継続していくことが予想されます。

本稿は、ニューノーマルとなるであろう在宅勤務・リモートワークを、経理部門の業務において実現するにあたり取り組むべきこと、および当該取組みにあたり、改めてSSC・BPOを含めた経理機能の再配置が必要でありその際に検討すべきことについて解説します。

なお、本文中の意見に関する部分については、筆者の私見であることをあらかじめお断りいたします。

ポイント

  • リモート決算の実現に向けて各社取組みを行っているが、それらは、IT基盤の整理、ペーパーレス、ハンコレス、キャッシュレス、決算タスク可視化に大別される。
  • これらの取組みをすべてのグループ会社において実施し、体制構築するのは困難なため、業種集約したSSCで一括してリモート決算体制を構築するのが望ましい。
  • その際には、組織運営管理と標準化、BPO活用、人材育成の観点で、グループ内におけるSSCの位置づけを見直すとともに、将来的な財務経理部門全体の中での機能再配置を考える必要がある。

記事の全文はこちらからご覧ください。

執筆者

あずさ監査法人
アカウンティングアドバイザリーサービス
ディレクター 伊藤久明

KPMGコンサルティング
Finance Strategy & Transformation
ディレクター 府中善英

ニューノーマル時代のCFO機能の改革

お問合せ

関連ページ