日本のフィンテックの最新動向 - 2019年9月
金融審議会「金融制度スタディ・グループ」より「「決済」法制及び金融サービス仲介法制に係る制度についての報告《基本的な考え方》」が公表。暗号資産規制強化策を盛り込んだ改正法案が成立。日本キャッシュレス推進協議会がJPQR移行のコード決済サービスを発表。
金融審議会より「「決済」法制及び金融サービス仲介法制に係る制度についての報告《基本的な考え方》」が公表された他、最新動向を紹介します。
Article Posted date
19 September 2019
2019年7月に金融審議会「金融制度スタディ・グループ」は「決済」法制及び金融サービス仲介法制に関する審議をまとめた「「決済」法制及び金融サービス仲介法制に係る制度についての報告《基本的な考え方》」を公表しました。
また、2019年5月に暗号資産交換業者への規制強化案を盛り込んだ資金決済に関する法律及び金融商品取引法等の改正案が成立しました。仮想通貨が「暗号資産」に名称変更されるとともに、カストディ業者や暗号資産を用いたレバレッジ取引が規制対象となります。
さらに、経済産業省などが参加する日本キャッシュレス推進協議会は、QRコード決済の統一規格「JPQR」に参加するコード決済サービスを発表しました。
内容
- 金融審議会「金融制度SG」報告書を公表
- 「暗号資産」規制強化案を盛り込んだ改正法案が成立
- 日本キャッシュレス推進協議会JPQR参加のコード決済サービスを発表
- 日本の金融当局等に関する主な動向
- イノベーション:ブロックチェーンおよび金融分野第1号案件が規制のサンドボックス制度に認定
- 大規模な資金調達が相次ぐ日本のフィンテック・スタートアップ
- 日本におけるフィンテック・スタートアップ企業概要
- 日本の金融機関等に関する主な動向