メンバー紹介 - 米野 裕介
パブリックセクター シニア 2015年入社 ※取材内容、および登場する社員・職員の所属・職位は取材当時のものです。
パブリックセクター シニア 2015年入社
監査を通じ、社会と、世の中と関わっていく。
パブリックセクター シニア 2015年入社 米野 裕介
一つの会社の経理部から、大手監査法人へ。
大学卒業後は、一般企業で経理の仕事に就いていました。実務を通じてさまざまな会計知識を得ていたのですが、次第に「同じアカウンティングのラインで働くのならば、より専門性の高い仕事に就きたい」と考えるようになったことが、会計士を目指す最初のきっかけです。また、会計士であれば多様な企業と関わり、豊かな経験を積むことができると考えたことも、理由の一つです。経理部署の中だけで働いていた数年間で、ナレッジのバラエティに対して貪欲になっていたのかもしれません。
また、会計士として働く、学生時代の友人がいたことも影響しています。監査やコンサルティングといった専門的な分野で精一杯仕事と向き合っている彼らの姿を見て「自分もあんな風に全力で頑張ってみたい」と覚悟を決めたことを覚えています。その後、2年ほどの勉強を経て無事合格。中堅の監査法人へ入社し、4年間ほど現場の仕事を経験しました。会計士としての基礎を教えて頂いた、大切な期間ですね。やがて、より大規模なプロジェクトや高度な監査手法を学びたいと考え、あずさ監査法人へ転職することとなりました。
公的な機関を中心に、さまざまなプロジェクトに携わる。
現在所属しているのは、第1事業部。ここは、国の機関や地方公共団体、あるいは独立行政法人といった、いわゆるパブリックセクターを対象とした監査やアドバイザリーを主に担当する部署です。また、平行して、エネルギーやロジスティクスといったインフラ分野を中心とした大規模なクライアントに対しても監査をご提供しています。
私の担当は、主に3つ。まずは独立行政法人のプロジェクト、次にIPO間もないIT企業のプロジェクト、3つ目がロジスティクス関連企業のプロジェクトです。最初の2つにおいては、現場をまとめる役割であるインチャージを、最後のロジスティクス関連企業においては、インチャージをサポートするセカンドシニアというポジションをそれぞれ担っています。どれもやりがいのある仕事ですが、中でも3つ目のロジスティクス関連企業は国内有数の巨大プロジェクト。通常の国内業務はもちろん、時には財務諸表の作成に際して、国外のKPMGグループ企業とやりとりをすることもあります。また、先ほど「パブリックセクターが対象」とお話ししましたが、まれに“IPO間もないIT企業”といったプロジェクトに携わることができる点も、やりがいの一つです。こうした仕事の多様性は、業種・業態を問わずさまざまなクライアントから信頼を得ている、あずさならではのものであると思います。
自分の仕事と、社会の動きが繋がる面白さ。
国内外で幅広く事業を展開している企業や、国民生活のインフラを担っている企業の経営には、さまざまな要素が複雑に影響します。例えば、輸送コストに関わる原油価格。長期的な経営戦略に影響する高齢化問題。海外の景気。為替や金利。さらには国内のトレンドなど、挙げればきりがありません。そのため、監査という立場で深く企業と関わる私たちも、こうした情報は常に確認するようにしています。時には、打ち合わせの場で会話された内容が後にニュースとしてリリースされることもあり、自分が関わっている案件が世の中と密に関連していることに、責任の重さとやりがいを感じます。
また、あずさに入社して何よりも感じたのは、働いている誰もが“監査に対する情熱を持っている”ということです。じっくりと腰を据えて経験を積める環境を目の前に「私はずっと、監査で生きていくぞ!」という覚悟を決めている人が、大勢いるのです。そのため「この組織に関する仕事がライフワークです」と言い切っているような、いわば“その道のプロ”と呼べる方が在籍しています。その知識と経験には、驚かされるばかりです。もちろん、一朝一夕で追いつけるものではありませんが、いずれは私も「○○のことなら、米野に聞けば良いよ」と頼られるような存在になっていきたいですね。頑張りたいと思います。