小中高生が動画で表現する「これが経済!」 第2回小・中・高生のためのエコノミクスビデオコンテスト開催報告
KPMGジャパンが特別協賛した「第2回小・中・高生のためのエコノミクス ビデオ コンテスト」(主催:一般社団法人CEEジャパン)の2次審査および表彰式が、2025年2月15日に東京大学の講堂で行われました。
KPMGジャパンが特別協賛した「第2回小・中・高生のためのエコノミクス ビデオ コンテスト」(主催:一般社団法人CEEジャパン)の2次審査および表彰式が、2025年2月15日
本コンテストは、小中高の児童・生徒が「暮らしの中の自分と経済の関わり」をテーマにした動画制作を通じて、身の周りの何気ないことに目を向け、それがどのような経済活動とつながっているかを考えるきっかけをつくることを目的としています。
第2回目となる本年は、全国から85作品の応募があり、1次選考を通過した12チームが最終審査および表彰式に出席しました。
本コンテスト開催にあたり、KPMGジャパンは、児童・生徒に向けた動画制作ヒント集と教員向けの経済トピック解説をCEEジャパンと協働して制作したほか、1次審査にKPMGジャパンで公募した審査員約50名が参画しました。
当日行われた2次審査には、審査員長を務める松尾 豊氏(東京大学大学院工学系研究科 教授)、特別審査員を務める伊藤 元重氏(東京大学 名誉教授)、佐々江 信子氏(信子フォーラムジャパン代表)、塩見 みづ枝氏(文部科学省研究振興局 局長)、等々力 健氏(NHK学園 理事長)と共に、KPMGジャパン共同チェアマンの山田 裕行が審査を担当しました。
順位を決める別室審査では、同率の作品を再視聴して協議するなど、厳正なる審議を経て、順位が決定しました。
プラチナ賞には、小学生部門「チーム食いしん坊」(瀬戸SOLAN学園 初等部)、中学生部門「KAI」(茗溪学園中学校)、高校生部門「YamaYuri」(愛知県立岡崎高等学校)が輝きました(審査結果および入賞作品はこちらからご確認いただけます)。
また、本年度新設された各部門のプラチナ賞から選ばれる最優秀賞には、高校生部門のチーム「YamaYuri」による「てまえどり」が見事選ばれ、特典として、AI研究の第一人者 東京大学大学院松尾豊教授と行動を共にするスペシャルな体験の権利が贈られました。
グランプリ賞
本年度新設された各部門のプラチナ賞から選ばれる最優秀賞には、高校生部門のチーム「YamaYuri」による「てまえどり」が見事選ばれました。
賞味期限が迫った品物を優先的に購入する「てまえどり」をテーマに取り上げ、食品ロスを減らす行動をまとめました。
受賞者コメント
「人の選択によって自分だけでなく、世界がよりよくなる。そんな行動が広がってほしいです。」
小学生部門 プラチナ賞
家族で行った「食べ放題」をテーマに「食べ放題のビジネスモデル」を制作した「チーム食いしん坊」(瀬戸SOLAN学園 初等部)がプラチナ賞に輝きました。
受賞者コメント
「 どうやったら、見ている人にわかりやすく経済について知ってもらえるかを考えながら作りました。」
中学生部門 プラチナ賞
大好きな古本屋さんをテーマに「古本屋の経済」を自らのアニメで丁寧に描いたチーム「KAI」(茗溪学園中学校)がプラチナ賞に輝きました。
受賞者コメント
「自分の好きな絵を使って、経済をわかりやすく紹介したいと思いました。アニメーションが好きなので、絵を描いてコマ撮り動画を作りました。これを作るために、大量の絵を描きました。冬休みの間、結構な時間をかけたと思います。」
開催概要
第2回 小・中・高のためのエコノミクスビデオコンテスト2次審査・表彰式
日時 | 2025年2月15日(土) |
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場所 | 東京大学工学部11号館講堂 Haseko-Kuma Hall |
参加者 | エコノミクスビデオコンテストに応募した3部門(小・中・高)の上位4チームの代表メンバー50名、教員・保護者30名、審査員6名、ゲスト・関係者30名(約110名が参加) |
主催団体 | 一般社団法人CEEジャパン |
後援団体 | 文部科学省、経済産業省、内閣府 |
特別協賛 | KPMGジャパン |
審査結果および入賞作品はこちらからご確認いただけます。
経済を学ぶことで広がる可能性
小中高生にとって、「経済」という言葉は難しく感じるかもしれません。しかし、経済の基本を理解することで、物事を深く考え、しっかりと選択できるようになります。これにより、自分の選択に自信を持ち、その後の挑戦にも自信を持って臨むことができます。経済を理解することは、将来の選択肢を広げ、自分の可能性を最大限に引き出し、より良い未来、より豊かな社会を築くための基盤を作ることにつながります。
今回のコンテストは、そのような気づきのきっかけになることを目指し、CEEジャパンと共に取り組みました。
授賞式では児童・生徒の皆さまが、他の参加者の作品に感心されている様子が見受けられ、また、来年も参加したいという声をいただき大変うれしく感じています。
KPMGジャパンの各ファームは、プロフェッショナルサービスを提供するファームとして、本業で培った知識や能力を活かし、社会に還元することを私たちの使命の1つと考えています。継続した教育支援活動により、社会課題の解決を目指します。