Global Cyber Day 2022~世界66の国と地域で児童・生徒を対象にサイバーセキュリティ教育を実施~

KPMGは、2022年の「International Cyber Security Awareness Month」に合わせ、世界66の国と地域で、プログラム史上最大規模の 「Global Cyber Day」 を開催しました。

KPMGは2022年の「International Cyber Security Awareness Month」に合わせ、「Global Cyber Day」を開催しました。

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日本では、KPMGコンサルティングのTechnology Risk Servicesチームが中心となり、児童・生徒にサイバーセキュリティの大切さを啓発するための特別授業を提供しました。

KPMGが実施した「KPMGグローバルCEO調査2022」によると、サイバーセキュリティは成長に対する5大リスクから外れましたが、77%は情報セキュリティが自社の戦略的な機能であると同時に競争力の源泉でもあると見なしていると回答しています。7割以上(73%)は、地政学的な不確実性も企業のサイバー攻撃の懸念を増大させる結果になっていると認識しています。

サイバーセキュリティは、組織だけでなく子どもたちにとっても大きな問題となっています。Qustodioのレポートによると、子どもたちが1日のうちにオンラインで過ごす時間は大幅に増え、DQ Instituteの報告によると、約60%の8歳~12歳の子どもたちがひとつ以上のサイバーリスクにさらされており、45%がネットいじめの影響を受けていることが明らかになりました。

KPMGジャパンも、インターネットを活用したコミュニケーションや取引による利便性が増す一方で、利用に伴う危険性(リスク)も増えていることを踏まえ、サイバーセキュリティへの理解を早期から深めておくことが重要と考え、「Global Cyber Day in Japan」を実施しました。

KPMGコンサルティングのスタッフ15名が、2022年10月に富士見中学校(東京都)、11月に青山学院初等部(東京都)の児童・生徒に向けて、サイバーセキュリティの大切さ(=危険からどのように身を守るか)をお伝えしました。

「Global Cyber Day in Japan」開催概要

名称 Global Cyber Day in Japan
実施日時 2022年10月~11月
講師 KPMGコンサルティング 
Technology Risk Servicesチーム 15名
対象校 山崎学園 富士見中学校 1年生(7クラス 280名)
青山学院初等部 4年生(4クラス 120名)

講師として参加したコンサルタントの声

今年でGlobal Cyber Dayの活動も4年目になりました。初めは5名で細々と活動していましたが、今年は15名の大所帯になり、開催校も増えました。何より、先生や生徒からいただく「来てもらえてよかった!」「大人も受けたい授業だった!」の言葉が嬉しいです。近年はコロナで活動の制約もありましたが、来年はさらにパワーアップした活動にしていきたいです!(M.U コンサルタント)

現代社会を生きるうえで、切っては切れない存在であるインターネットのルールについて、子供たちと一緒に考える良い機会となったと同時に、新社会人になった時から思い続けていた「自身が社会や仕事で得た学びを子供たちに伝え、母校に貢献したい」という願いがかなった瞬間でもありました。当日は自身が担任をもっていただいた先生のクラスを担当したのでとても緊張しましたが、子供たちが自分事として話を聞く姿に、パワーをもらいました。(S.W コンサルタント)

Global Cyber Dayを通して、小学生と一緒に便利な反面、危険も隣り合わせのインターネットとの付き合い方を考えることができました。授業中に和気あいあいと意見を言い合う姿や質問をしに来てくださった生徒さんを見て、声が響いているのだなと嬉しく思いました。インターネットのルールを改めて考えるきっかけになっていたら光栄です。母校に教える立場として訪れることは想像していませんでしたが、自身の学びを発信することができ、とても貴重な時間となりました。(K.O コンサルタント)

KPMGは、Our Impact Planにおいて「SDG4:質の高い教育をみんなに」の達成を重点項目に掲げています。私たちは、これからも教育分野への社会貢献に努めます。

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