2024年5月15日から17日まで、中国チェーンストア協会が主催する中国コンビニエンスストア会議2024が浙江省杭州市で開催された。 同会議には業界をリードする企業のトップが多数集まり、コンビニエンスストア業界の新たな品質生産性の発展を加速させるための必勝法について議論した。
KPMG中国は中国コンビニエンスストア会議に招待され、KPMG中国が中国ビジネスチェーン協会と共同で作成した「中国コンビニエンスストア発展報告書2024」のハイライトを発表した。 KPMG中国の監査パートナー、Miao, Allenがゲストスピーカーとして登壇し、企業向けに報告書の内容について詳しく説明した。
「中国コンビニエンスストア発展報告書2024」の概要は以下の通り。
（1）マクロ経済と消費動向
2023年を振り返ると、中国経済は全般的に着実な好転を見せ、経済成長率は世界の主要国に匹敵するほどであった。 経済成長の原動力となった多くの要因の中でも、消費者小売セクターの業績は特に輝かしいものであった。 旅行業界の回復は1年を通して続き、旅行消費は爆発的に伸びた。
（2）コンビニ業界の概要
中国チェーンストア協会の2023年コンビニ企業調査によると、中国のコンビニ市場は2023年も順調に発展し、売上高、店舗面積、1日当たり店舗売上高、粗利益率、純利益率などの主要指標は程度の差こそあれ改善した。 数多くのコンビニ・ブランドが出店と地域横断的な拡大を加速させることを選択した。 特に注目すべきは、コンビニアの40％以上のブランドが、スナック菓子ディスカウントショップやスナック菓子自動販売店の価格優位性がコンビニ事業にもたらす影響を前に、自社ブランドの開発にさらに力を入れると回答したことである。
（3）コンビニ業界の動向
コンビニ業界は、「道」「術」「法」の三宝を中心に、「商品力・運営力・組織力」の内部力を養う。 コンビニ各社は、オムニシーン、ローカライゼーション、差別化、健康、知財連携など多様なマーチャンダイジング戦略を積極的に取り入れ、情緒的価値のある商品・サービスを提供し、ソーシャルECプラットフォームへの参入でオムニチャネル運営を充実させ、AI技術を活用してサプライチェーン管理を強化し、デジタル変革を通じて組織の有効性と業務効率を高めている。
KPMG中国の小売・消費財業界チームは、長年にわたりコンビニエンスストア業界に携わっており、今後も、デジタル化に関する戦略的思考と強力かつ完全な市場リソースを駆使して、コンビニエンスストア業界の構築と改善を支援していく。
