KPMGでは、異業種の意見交換会を定期的に開催しており、直近におこなわれた意見交換会では、様々な業界から集まった複数の最高サプライチェーン責任者（CSCO）が、サプライヤーエンゲージメント、サプライヤーの財務健全性、垂直統合について議論しました。
主なポイント
- 取引先との相互関連性 — サプライチェーンのプロセスを管理するためには、企業は取引先とつながっていることが必要です。コラボレーションが解決するビジネスの問題と、つながり合うことの目的に焦点を当てることが重要です。
- サプライヤーの財務健全性を把握 — サプライヤーが財務的に困難な状態にある場合や、最悪のケースとして倒産した場合、サプライチェーンに大きな混乱が生じる可能性があります。このため、企業はサプライヤーの財務健全性を判断できるよう措置を講じる必要があります。
- リパトリエーション — アジアからのリードタイムが長いことや、中国との緊張感が高まる可能性が原因で、多くの企業が調達先や製造拠点を米国に近いところに変更する、または米国内に戻すことを検討していますが、このプロセスには課題がいくつか存在します。
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