商機はどこにあるのか

序文

KPMGのグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2021は、自動車セクターの未来に関する明確な展望をお伝え します。31ヵ国の1,100人以上のエグゼクティブが、今後5 ~ 10年のうちに業界に全面的な変革が起こると予想しています。エグゼクティブは、サプライチェーンの問題やパワートレイン、消費者行動の変化、テクノロジー企業の新規参入まで、業界を形成する大きな力について知見を示しています。

なかでも大きなトレンドは電気自動車(以下、EV)への移行であり、魅力的な新しいEVが続々と発売されるにつれて、ますます 加速すると予想されます。2030年までには、EVのコストは内燃機関エンジン車(ICE)と同程度に近づくと予想されています。 それと同時に、デジタル化によって自動車メーカーとその顧客やサプライヤーとの関係は根本的に変化します。

製品開発、製造、流通など自動車業界のあらゆる側面において、自動車セクターとテクノロジーセクターが近づきつつあることで多大な変化がもたらされると予想されます。新規参入者が、老舗の自動車メーカーに対抗するためにIPOで莫大な資金を調達する一方で、既存のメーカーは新しいパワートレイン、パートナーシップ、買収に多額の投資を行います。

回答を寄せていただいた自動車メーカーのエグゼクティブの多くが、近い将来予想される市場機会に期待していますが、未来がどうなるか、どれぐらいのスピードで変化が起きるか、誰がキープレーヤーとなるかについては、さまざまな意見があります。KPMG のウェブサイト (experience.kpmg.com/gaes-2021) では、地域、国、企業タイプ、企業規模、回答者の役職別の回答結果をさまざまな切り口でグラフィカルに表示させることができます。

未来に対するエグゼクティブの楽観的な見方には十分な根拠があるかもしれませんが、変化によって勝者と敗者が生まれることは間違いなく、現在のエグゼクティブの選択がいっそう重要となります。

Gary Silberg
KPMG インターナショナル
Global Head of Automotive

詳細については下記リンクより全文をダウンロードしてください。

本稿に関するご質問はKPMGの貴社担当チーム、あるいはUS Japanese Practice までご連絡ください。

この文書はKPMG LLPが発行したIndustry leaders foresee dramatic changes をベースに作成したものです。翻訳と英語原文間に齟齬がある場合は、当該英語原文が優先するものとします。