IFRSサステナビリティ開示基準の導入推進グループ(TIG)への当法人パートナーの就任について
KPMGジャパンのパートナー・公認会計士の関口 智和が、国際サステナビリティ基準審議会がIFRSサステナビリティ開示基準の適用上の課題に対処するために設置した会議体のメンバーにKPMGネットワークからの代表として就任しましたので、お知らせします。
関口 智和が、国際サステナビリティ基準審議会がIFRSサステナビリティ開示基準の適用上の課題に対処するために設置した会議体のメンバーに就任しましたので、お知らせします。
KPMGジャパン(東京都千代田区、共同チェアマン:山田 裕行、知野 雅彦)は、有限責任 あずさ監査法人(東京都新宿区)のパートナー・公認会計士の関口 智和が、国際サステナビリティ基準審議会(International Sustainability Standards Board、以下ISSB)がIFRSサステナビリティ開示基準の適用上の課題に対処するために設置した会議体(Transition Implementation Group、以下TIG)のメンバーにKPMGネットワークからの代表として就任しましたので、お知らせします。
ISSBは、本年6月に初のIFRSサステナビリティ開示基準となるIFRS S1号(サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項)およびIFRS S2号(気候関連開示)を公表しました。両基準は、今後企業が資本市場に対してサステナビリティ情報を開示する際のグローバルベースラインとなることが期待されています。TIGは、このIFRS S1号及びS2号に係る適用上の課題について公開の場で議論したうえでISSBに対して必要と考えられる対応について助言するほか、必要に応じて、ケーススタディを作成すること等を目的とする導入推進グループです。
このたびTIGのメンバーに就任した関口は、これまで金融庁での証券監督者国際機構(IOSCO)の業務をはじめ企業会計基準委員会(ASBJ)や国際監査・保証基準審議会(IAASB)にて国際的な会計・監査基準の開発に従事しています。現在は、あずさ監査法人で金融機関に関する会計監査やフィンテックに関するアドバイザリー業務に従事するほか、開示高度化推進部長を務めています。なお、TIGのメンバーは、各国からの代表メンバー13名とサステナビリティや財務報告に関する専門家を加えた計17人であり、その出身国は米国、英国、ドイツ、カナダ、中国、日本、豪州、ブラジル、ナイジェリア等世界15ヵ国にも及ぶ多国籍メンバーによって構成されています。
KPMGジャパンは、サステナビリティ開示基準の設定およびその円滑な適用に対してグローバルな視点で貢献していくとともに、クライアントが抱えるサステナビリティ課題の解決についても、初期的分析から戦略立案、実行、開示、保証に至るまで包括的に支援してまいります。
あずさ監査法人について
有限責任 あずさ監査法人は、全国主要都市に約6,000名の人員を擁し、監査証明業務をはじめ、財務会計アドバイザリー、内部統制アドバイザリー、ESG アドバイザリー、規制対応アドバイザリー、IT 関連アドバイザリー、スタートアップ関連アドバイザリーなどの非監査証明業務を提供しています。金融、テレコム・メディア、テクノロジー、パブリック、消費財・小売、ライフサイエンス、自動車等、産業・業種(セクター)ごとに組織された監査事業部による業界特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供する体制を有するとともに、4 大国際会計事務所のひとつであるKPMG インターナショナルのメンバーファームとして、143 の国と地域に拡がるネットワークを通じ、グローバルな視点からクライアントを支援しています。
KPMGジャパンについて
KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームの総称であり、監査、税務、アドバイザリーの3つの分野にわたる9つのプロフェッショナルファームによって構成されています。クライアントが抱える経営課題に対して、各分野のプロフェッショナルが専門的知識やスキルを活かして連携し、またKPMGのグローバルネットワークも活用しながら、価値あるサービスを提供しています。日本におけるメンバーファームは以下のとおりです。有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人、KPMGコンサルティング株式会社、株式会社 KPMG FAS、KPMGあずさサステナビリティ株式会社、KPMGヘルスケアジャパン株式会社、KPMG社会保険労務士法人、株式会社 KPMG Ignition Tokyo、株式会社 KPMGアドバイザリーライトハウス