KPMGジャパン、「アジア太平洋地域の新興巨大企業」レポートを発行

KPMGジャパンは、HSBCと協働してアジア太平洋地域の新興巨大企業とその成長要因について分析したレポート「アジア太平洋地域の新興巨大企業:Emerging Giants in Asia Pacific」を発行しました。

KPMGジャパンは、HSBCと協働してアジア太平洋地域の新興巨大企業とその成長要因について分析したレポート「アジア太平洋地域の新興巨大企業」を発行しました。

KPMGジャパン(東京都千代田区、チェアマン:森 俊哉)は、世界最大の貿易銀行である香港上海銀行(HSBC)と協働して、アジア太平洋地域の新興巨大企業とその成長要因について分析したレポート「アジア太平洋地域の新興巨大企業:Emerging Giants in Asia Pacific」を発行しました。本レポートでは、今後10年間で世界ビジネスに影響を及ぼす主要12市場におけるニューエコノミービジネスについて調査を行っています。

アジア太平洋地域は、近年スタートアップ企業が増加するなどビジネスの大きな転換期を迎えており、世界経済へ与える影響も日々高まっています。この地域がさらに成長していくためには、テック系スタートアップが各国のデジタル化を促進するなどイノベーションを起こし、新しい産業の仕組みを推し進めていくことが期待されています。そこで本レポートでは、アジア太平洋地域のニューエコノミービジネスの多様性と理解を深めるため、主要12市場において未来のユニコーン企業として出現する可能性のある未上場で時価総額5億ドル以下の企業に焦点を当て調査を実施しました。主要12市場における経済・投資指標を分析し、有力なスタートアップ企業の創業者や経営陣へのインタビューを行うことで、今後の成長に向けた先進的事例となるビジネスモデルや、市場が絶え間なく変化するビジネス環境において成長を続けるための条件を掘り下げています。アジア太平洋地域の重要な動向や、それぞれの市場における上位10社の新興巨大企業の紹介、付録として地域全体における新興巨大企業上位100社の紹介も行っています。

本レポートで着目した動向は以下の通りです。

1. アジア太平洋地域全体の成長

中国は引き続き主要な新興経済勢力であるが、デジタルイノベーションのルーツであるインドも中国に匹敵する。一方、他の東南アジアでも今後中流階級の増加が見込まれるため、主要デジタル市場としての地位を確立していくことが見込まれる。

2. BtoCからBtoBビジネスへの変革

消費者向け企業とフィンテックが引き続き最大シェアの投資をアジア太平洋地域に呼び込む一方、今後は教育、ヘルスケア、クリーンテックなどの分野でより付加価値の高いBtoBスタートアップ企業への関心が高まっていくことが見込まれる。

3. 人口増加と新たな消費層の出現

アジアの中流階級の人口が継続的に増加する中、Z世代の消費者の出現がデジタル経済を推進する最大の要因となっていくことが見込まれる。

4. ローカライズされたビジネスモデル

アジア太平洋地域の多様で特徴的な社会、経済、政治を背景に地域化されたビジネスモデルが普及していくことが見込まれる。マレーシアでは金融の分野で、インドネシアではソーシャルコマース関連でスタートアップ企業が未開拓市場にてビジネスを拡大している。

5. 製造業を多く抱えるアジア太平洋地域におけるテクノロジーの影響

ロボット工学とオートメーションにより工場の姿が大きく変わる中、特に東アジアの製造と輸出の強みは新たなデジタル技術によりさらに強化されていくことが見込まれる。

6. ESGへの関心の高まり

気候変動問題への対応が進むに伴い、グリーンファイナンス導入の必要性が経済全体に拡がり、ニューエコノミービジネスの裾野拡大となる機会が生まれていくことが見込まれる。

アジア太平洋地域では、フィンテックやSaaSなどのニューエコノミービジネスで見られる従来のセクター以外にも、ブロックチェーン、スマートシティ、サステナビリティやESGなど約120のテクノロジー関連の新たなサブセクターが特定されており、新しい事業領域の出現は多くの投資家を惹きつけ、大規模で付加価値の高いスタートアップを創出していると言えます。加えて、主要12市場のうち5市場では、この新興巨大企業の平均時価総額が3億USドル以上になっており、企業価値の高いスタートアップ企業が数多く存在することが分かります。


図:アジア太平洋地域の新興巨大企業:主要企業の評価額
        アジア太平洋地域12市場の新興巨大企業主要10社の合計評価額(10億米ドル)

Emerging Giants in AP 2022

出典:KPMGとHSBCによる、アジア太平洋地域の評価額5億米ドル以下のスタートアップ企業6,472社を対象とした、PitchBookのデータに基づく分析

本レポートが成長著しいアジア太平洋地域のビジネスの未来を考える一助になることを目指すとともに、KPMGジャパンは今後も持続可能で豊かな未来にとって欠かすことのできない新興企業との対話及び支援を提供していきます。

*2022年4月30日時点でPitchBook社より公表されていた最新の評価額に基づく

本レポートの英語の原本はこちらからダウンロードできます(本レポートの内容および解釈は英語の原文を優先します):Emerging Giants in Asia Pacific

調査概要

調査の趣旨

未来のユニコーン企業として出現する可能性のある企業を調査することで、アジア太平洋地域の成長著しい企業のビジネスモデルや条件、そこから得られる洞察を提供するため

調査対象

主要12市場において新興巨大企業となり得る評価額5億USドル以下*のテクノロジーに特化したスタートアップ企業6,472社

調査方法

主要12市場における経済・投資指標の分析および、スタートアップ企業の創設者や経営陣にインタビューを実施

主要12市場

中国本土、インド、日本、オーストラリア、シンガポール、韓国、香港特別行政区、マレーシア、インドネシア、ベトナム、台湾、タイ

*2022年4月30日時点でPitchBook社より公表されていた最新の評価額に基づく

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