TNFDによる「自然移行計画に関するディスカッションペーパー」

2024年10~11月にコロンビア・カリで開催された生物多様性条約COP16において、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)はネイチャーポジティブに向けた自然移行計画を策定・開示するためのディスカッションペーパーを公表しました。本稿では、その背景と内容のポイント解説を行います。

2024年に開催されたCOP16にて、TNFDはネイチャーポジティブに向けた自然移行計画のためのディスカッションペーパーを公表しました。本稿ではその背景と内容をポイント解説します。

自然資本・生物多様性対応は、「分析」から「実行」フェーズに移り変わりつつあります。本稿では、今後の自然資本・生物多様性対応のスタンダードとなるであろう、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の「自然移行計画に関するディスカッションペーパー(Discussion paper on Nature transition plans)」について背景と内容のポイント解説を行いました。

「ネイチャーポジティブに貢献する企業」と認められるためには、LEAPアプローチに基づく現状分析だけではなく、実効性のある移行計画が不可欠です。本ガイダンスには計画に含めるべき要素のフレームワークが整理されており、LEAP分析実施後、自然資本・生物多様性対応を実行に移すための有用なツールとなることが期待されます。

目次

  1. 自然移行計画とは、その策定が求められる背景
  2. 移行計画ガイダンス案の内容解説
  3. 実効性を伴う計画策定-まずはスモールステップから
  4. 今後の展開

執筆者

有限責任 あずさ監査法人
加藤 拓也/シニアマネジャー
KPMGあずさサステナビリティ株式会社
伊藤 杏奈/マネジャー

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