英国経済レポート(2022年8月)
KPMG英国では、エコノミストチームによる英国経済の見通しをリリースいたしました。
KPMG英国では、エコノミストチームによる英国経済の見通しをリリースいたしました。
Article Posted date
01 August 2022
ポイントと主要指標の予測は以下のとおりです。
- 英国経済がパンデミック前の規模に戻った矢先に、世界経済はウクライナ危機や中国での新たなロックダウンにより、サプライチェーンの制約に加え商品価格の上昇圧力に見舞われた。インフレに対抗するための政策措置や地政学的緊張のさらなる悪化が、再び景気後退をもたらすのではないかという懸念が高まっている。
- “Cost of living crisis”(生活費危機)と税負担の増大が消費者心理や企業投資を悪化させ、2022年のGDP成長率は3.2%と半分以下に、2023年には0.7%とさらに減速することが予想される。
- インフレ率は40年ぶりの高水準となり、今年後半にはピークに達すると予想される。
- イングランド銀行による一連の連続した利上げに続き、年内にさらに2回の利上げが予想される。
KPMG forecasts |
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実績 | 予測 | |||
2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
Real GDP | -9.3 | 7.4 | 3.2 | 0.7 |
Consumer spending | -10.5 | 6.2 | 3.9 | 0.9 |
Investment | -9.5 | 5.9 | 5.4 | -2.5 |
Unemployment rate | 4.5 | 4.5 | 4.2 | 4.6 |
Inflation | 0.9 | 2.6 | 8.1 | 4.1 |
Base interest rate | 0.1 | 0.25 | 1.75 | 1.75 |
Note:
- 数値はUnemployment rate(年間平均)およびBase interest rate(12月末時点)を除き、前年からの変動率(%)の平均を示している。
- Investmentは総固定資本形成、Unemployment rateはLFS(労働力調査)、InflationはCPI(消費者物価指数)により測定している。
Source:ONS(国家統計局)、KPMG forecasts
詳細はレポート(英語)をご参照ください。