タイ:BOIのデジタル技術導入を促進する布告および個人情報保護法の施行について

デジタル技術の導入を促進する布告およびPDPA施行について解説いたします。

タイ投資委員会から出されたデジタル技術の導入を促進する布告および6月1日施行のPDPAについて解説いたします。

BOIのデジタル技術の導入を促進する布告について

タイ投資委員会(Board of Investment (“BOI”))からデジタル技術の導入を促進する布告(Announcement of No.4/2564 Efficiency Enhancement Measure for Digital Technology Adoptions)が出されました。本布告によれば、企業がERPやRPAシステムの投資、その他ITシステムの投資を行う前にBOIにその計画を申請し、BOIから認可を受けた場合には、投資金額の50%相当額を今後3年間の法人税の納付額から控除することが認められます。

また、個人情報保護法(Personal Data Protection Act (“PDPA”))を管轄するMinistry of Digital Economy and Society(“MDES”)が予定どおり2022年6月1日からPDPAを施行する旨を正式に発表しました。PDPA施行初年度は、悪意のない限り、罰則は厳格に適用しない運用とする旨のコメントがMDESから出されています。

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