フィリピン:税務情報 Memorandum Order (MO)No.61
2022年5月24日、Memorandum Order (MO) No.61が大統領によって署名されました。
フィリピン - Memorandum Order (MO) No.61について解説いたします。
ハイライト
5月24日、2022年の戦略的投資優先計画(SIPP)を規定したMemorandum Order(MO)No.61が大統領によって署名されました。2022年SIPPはCREATE法を補完する目的となっています。
- Memorandum Order (MO No.61)では、税優遇措置の対象分野を示した戦略的投資優先計画(SIPP)が公表されている。
- SIPPは概ね3年毎に見直されており、本SIPPでは2021年4月に施行したCREATE法(企業復興税優遇法)において概要を規定していた税優遇措置の対象分野を明確化した。
- 対象分野はTier.1からTier.3に分類され、気候変動対策やバイオテクノロジー、研究開発(R&D)などの先端分野が対象に加わっている。
- Tier.1からTier.3の主要な内容は以下となっている。
Tier1 | Tier2 | Tier3 |
2020年の投資優先計画(IPP)に含まれていた全分野 (2020IPPにて12の優先投資分野を規定) 1.コロナ関連事業(2020IPPにて12の優先投資分野を規定) 3.基準を満たす製造業 4.農業、漁業および林業 5.戦略的サービス業(IC設計や最先端工学など) 6.ヘルスケアおよび災害リスク軽減管理 7.集合住宅 8.インフラおよび物流 9.イノベーション・ドライバー 10.インクルーシブ・ビジネス 11.環境または気候変動関連プロジェクト 12.エネルギー |
1.グリーン・エコシステム 2.医療活動関連 3.防衛関連活動 4.産業バリューチェーンのGapを埋める活動 5.食料安全関連活動 |
1.デジタル技術 2.専門技術 3.技術革新の支援 |
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