従業員のウェルビーイングにおける長期的価値

米国のKPMG Board Leadership Center(BLC)が開催したバーチャル・パネルディスカッションについての記事を日本語に翻訳しました。

米国のKPMG Board Leadership Center(BLC)が開催したバーチャル・パネルディスカッションについての記事を日本語に翻訳しました。

本レポートの概要

2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生という未曽有の出来事に端を発したインパクトは、今もなお続いています。特に労働環境に与えた緊張、社会不安は、組織的な差別や景気後退などへと広がり、深刻さを増しています。その中で今、企業が従業員のウェルビーイングにどう取り組むかについて、経営者の関心は極めて高まっています。

そこで今回、米国KPMGが企業の取締役やビジネスリーダーによるコーポレートガバナンスの継続的な改善を支援するために組成しているBoard Leadership Center(BLC)が、企業のHR担当を迎えて行った議論の内容を日本語に翻訳してお届けいたします。

取締役会として留意すべきポイント

  • 従業員のウェルビーイング、DEI、および人的資本に関する責務をどこで果たすのかについて、取締役会、執行側の双方で共通理解を持つ
  • 取締役会は、企業価値の向上につながるマテリアルな課題に集中する
  • 必要なデータが提供されているかどうかの確認を含め、取締役会が受領するデータに関するプロセスを評価し、データの定期的な報告を確実に受けるようにする
  • 組織内外に対する情報開示を評価し、透明性を向上させる
  • 常に人を第一に考え、人に関するアジェンダを推進する経営陣とリーダーが誰であるかを認識する
  • 自社の人的資本に関する慣行について、透明性と説明責任を果たすよう要求する

翻訳者

KPMG サステナブルバリュー・ジャパン

英語コンテンツ(原文)

お問合せ