Libraに関するG7作業部会報告書等について

この10月、Libra(リブラ)やそれを含む仮想資産について、国際会議や国際機関による重要な報告書・プレスリリースが相次いで公表されました。本稿は、これらについて紹介します。

2019年10月は、国際会議や国際機関によるLibra(リブラ)関連の重要な報告書・プレスリリースが相次いで公表されました。

Libraを含む仮想資産の可能性とリスク、それらに対するG20やFATF等の対応スタンスを理解しておくことは、日本の多くの金融機関にとって有意義だと考えられます。しかしながら、関連する国際会議・国際機関は多岐にわたり、全体の理解は必ずしも容易ではありません。

まずは「金融に関する国際的な議論の枠組み」と「様々な国際機関の取組み」を整理して理解したうえで、「Libra構想公表以降の国際会議・国際機関等の主な動き」を概観します。

そしてその次に、グローバル・ステーブルコイン(global stablecoin)についての問題点をまとめた「G7作業部会の報告書」を、加えて、「G20蔵相中銀総裁会議」や「FSB」(金融安定理事会)、「FATF」の公表資料の順に理解するのが近道です。

執筆者

あずさ監査法人
金融アドバイザリー部
ディレクター 水口 毅

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