日系化学メーカーにとっての新たなM&Aの潮流
日系化学メーカーにとっての新たなM&Aの潮流
KPMG Globalから発行している化学業界にフォーカスしたREACTION Magazine最新号に掲載されました記事「New deals for Japanese chemical companies」の日本語版を発行しました。
2017年における日本の化学メーカーの業績は、先進素材を中心とした輸出の伸びに牽引され、好調でした。この好業績は、世界的な石油化学製品の不足により、一時的に設備の稼働率が高まった結果であることも周知のとおりです。
しかし、日本の化学産業は、低成長の国内市場から、エチレンおよびエチレン派生品の北米や中東との競争の激化まで、深刻な課題に直面しています。こうした状況を受け、海外展開やM&Aに踏み切る日本の化学メーカーが増えています。日本企業は将来的な方向性として、特殊化学品・特定セグメントに特化した、より統合の進んだ業界へと変わるためのモデルとして、欧州の化学メーカーを参考にできるのではないでしょうか。
内容
- 日本の化学産業
- 先進国にとっての課題
- 新たなスタンス・方向性への変化
- 恵まれた資金調達環境
- 成長と利益率改善のためのM&A
- 欧州系化学メーカー型戦略?
- 終わりに
執筆者
KPMG FAS
パートナー 眞野 薫
パートナー 坂本 頼彦
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