2022年度版 スペイン投資ガイド
スペインへの進出を検討、または事業展開されている企業の皆様に、現地での事業活動に役立つ会社法、税制、会計などの主要な法規制動向について解説しています。
現地スペインでの事業活動に役立つ会社法、税制、会計などの主要な法規制動向について解説しています。
Article Posted date
15 September 2022
日本企業による海外投資が拡大しかつ複雑化する中で、近年、スペインは、欧州域内あるいはスペイン語圏の中南米市場へのゲートウェイとして注目されつつあります。
投資計画を検討する際には、当該国の政治経済動向のみならず、労務環境や税制など法規制動向にかかる基本的な理解が不可欠です。本投資ガイドでは、事業展開を検討または推進する上で基礎となるスペインの基本情報、新規市場参入を検討する際に検討すべき進出手法と現地固有の会社形態やそれぞれの特徴について概説するほか、商法、会計、税制(法人税、租税条約、外国株持株会社特別税制「ETVE」、移転価格税制、付加価値税、個人所得税、地方税、税のデジタル化の状況)、労働法(労働法令、労働契約内容の変更や雇用契約の終了、解雇)などについて解説しています。
また、スペイン基準とIFRS®基準との主要な差異(欧州主要国とIFRS基準導入状況含む)、欧州各国の主要税制、移転価格文書化制度の動向などについて概説しています。そしてSDGs(CSRD、EUタクソノミー、各国のESG開示規則、脱酸素税への取り組み)の解説のほか、KPMGスペインにおけるバルセロナ事務所とマドリッド事務所を中心とした日系企業支援体制についても紹介しています。
目次
- KPMGグローバル・ジャパニーズ・プラクティス スペインについて
- 欧州・中東・アフリカ地域における日本語対応ネットワーク
- Part 1:スペイン概観
- Part 2:スペインの商法・会計、税法、労働法
- 商法・会計
- 税法
- 労働法
- Part 3:EMA地域アップデート 2022
- 各国のIFRS®基準の導入状況 スペイン基準とIFRS基準の主要な差異
- 主要税制比較
- 移転価格文書化制度の状況
- SDGs (持続可能な開発目標)
- ESG 1:CSRD・EUタクソノミー
- ESG 2:各国のESG開示規制
- ESG 3:スペインの脱炭素への取組み
- Part 4:KPMGスペイン日系企業支援体制