KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2017
本調査は、世界の自動車産業の現状と将来の展望を評価することを目的にKPMGが毎年実施している調査で、今回で18回目を迎えました。
本調査は、世界の自動車産業の現状と将来の展望を評価することを目的にKPMGが毎年実施している調査で、今回で18回目を迎えました。
Article Posted date
03 April 2017
調査結果より抜粋
ロスト・イン・トランスレーション/自動車業界の方向性は混乱
- 主要トレンドの筆頭はバッテリー式電気自動車(50%)。
- バッテリー式電気自動車はインフラがネックになって普及しない(62%)。
- 車両とは直接関係ない機能・特徴が今後重要な購買基準になっていく(89%)。
オフラインからオンラインへ
- ネットワークに接続されていない自動車10台よりも1台のコネクティッドカーの方が利益を生み出す(76%)。
- 今後4年以内にシリコンバレーのIT企業が自動車を発売する(82%)。
- データのプライバシー/セキュリティが極めて重要な購買基準である(52%)。
地政学的混乱と地域的シフト
- 2030年までに西欧での自動車生産台数は世界全体の5%未満になっている(65%)。
- 2030年には中国の自動車販売台数は世界全体の40%を超える(76%)。
- 2030年までにインドの自動車販売台数が中国に迫るものになる(12%)。
調査方法
調査期間 | 2016年9月~10月 |
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調査対象者 | 自動車メーカー、サプライヤー、販売ディーラー、金融機関、レンタカー業者、モビリティサービスプロバイダー、ICT企業等、世界の自動車関連企業の幹部クラス約1,000名、および、世界中の消費者2,400名超 |
調査方法 | インターネットによるアンケート調査 |
調査対象地域 | 日韓(10%)、欧州(31%)、北米(13%)、南米(13%)、中国(9%)、インドおよびアセアン(15%)、その他(8%) |
対象企業規模 | 全回答企業のうち3分の2が年間売上高10億米ドル以上の企業であり、そのうち半数が100億米ドル以上の企業 |