アセアン地域統括会社の機能再考 ~ESG時代に地域統括会社に求められること・変革の必要性~

オンデマンド配信:2024年10月31日(木)~

オンデマンド配信:2024年10月31日(木)~

この度、KPMG FASは、会場セミナー「アセアン地域統括会社の機能再考 ~ESG時代に地域統括会社に求められること・変革の必要性~」を開催する運びとなりましたので、ご案内致します。

アセアン地域に複数のグループ会社を有する企業の多くで、グループ本社の代わりに域内のグループ会社を管理する役割として地域統括会社がシンガポールやタイに設立され、そして、グループ戦略の遂行支援、グループとしてのスケールメリットの追求、域内グループ会社のモニタリングに取り組んできました。

ただし、そこには事業軸が強い経営管理の構造において、横串機能として何を管理し、どう価値を出していくのかという悩みにぶつかるケースも少なくありませんでした。

本セミナーでは、「アセアンの成長の取り込みに向けて、地域統括会社の機能をどう再設計すべきか?」・「イノベーションの加速に向けて、どのような態勢が必要か?」というテーマで講演します。

KPMGの東南アジア地域の駐在経験を有するメンバーを中心に、経営環境の変化が激しい東南アジア地域で、事業成長とリスク管理を両立させるために地域統括会社として求められる「インテリジェンス機能」の在り方やCFO組織として持つべき経営管理、税務機能の再構築について解説します。

開催概要

配信方法:オンデマンド配信

配信日:2024年10月31日(木)から配信開始

※本動画は、2024年10月10日に開催したライブセミナーを収録したものです。会場では、シンガポール経済開発庁 副次官 Tan Kong Hwee(タン・コンフイ)氏に基調講演いただきましたが、オンデマンドでは配信対象外となります。

視聴時間:約63分

対象企業:アセアンでの事業拡大を目指す企業やシンガポールで地域統括会社を設置済みまたは検討されている企業の取締役(CEO、CSO、CFO)、経営企画、事業/営業部、グローバルビジネス推進、経理、管理部門の皆様

受講料:無料

参加費:無料

主催:株式会社 KPMG FAS

協賛:シンガポール経済開発庁(EDB)

プログラム

セッション1「インテリジェンス機能としての地域統括会社~アセアン地域戦略の推進に向けて」

講師:株式会社 KPMG FAS ディレクター 蓑和 秀夫

不確実性の高まる中で、アセアン地域の持続的な成長の実現に向けたリーダーシップの発揮へと、地域統括会社に期待される役割は変わりつつあります。
変化の激しいアセアン地域で、地域戦略をドライブさせるために、地域統括会社が果たすべき役割について、取り組み事例を交えながら、解説します。

セッション2
地域統括会社のCFO組織に求められる取組み

講師:有限責任 あずさ監査法人 アドバイザリー統轄事業部  ディレクター 門田 大介

新たなビジネスモデルの台頭、産業構造の変容、ステークホルダーから企業の取組みに対する期待、要求の高まりなど、企業経営の舵取りの難度は高まっています。グループ全体での適切な意思決定を迅速に行うことが求められる昨今について、日本本社のCFO組織と地域統括会社のCFO組織の連携が重要であり、CFO組織の在り方・取り組むべき事項について解説します。

セッション3
日本企業に求められる税務機能の再構築 ~Tax Reimagined~

講師:KPMG税理士法人 パートナー 福田 隆

BEPSやESGへの対応から企業における税務機能の重要性が増す中で、本社や地域統括会社が主導し、グループ全体における税務コストの最適化と税務リスクの管理が必要となっています。税務人材の確保が難しい環境下で、デジタル・テクノロジーを活用しながら、効率性とガバナンスが両立した税務オペレーションの構築が求められており、財務機能の再構築の進め方を紹介します。

■パネルディスカッション(アンケート回答後に視聴可能)

「アセアン市場の成長を取り込むために、シンガポールをどのように活用すべきか?」
モデレーター:
シンガポール経済開発庁 日本・韓国地区担当局長兼シニアバイスプレジデント Clarence Chua(チュア・クラレンス)氏
登壇者:

中外製薬株式会社 執行役員 研究本部長 井川 智之 氏
長島・大野・常松法律事務所 シンガポール・オフィス 弁護士 坂下 大 氏
株式会社 KPMG FAS ディレクター 蓑和 秀夫

日本企業のみならず、多くの多国籍企業がシンガポールに地域統括拠点を設置し、アセアン地域での事業展開を加速させています。シンガポールの事業環境・政策などを踏まえて、シンガポールの優位性はどこにあるのか?成功している企業は、どのようにシンガポールの優位性を活用しているのか?についてパネルディスカッションを通じて、考察します。

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お問合せ

KPMG FAS マーケティング部

E-mail: fasmktg@jp.kpmg.com

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講師略歴

坂下 大(さかした ゆたか)氏
長島・大野・常松法律事務所 シンガポール・オフィス 弁護士
2015年よりシンガポールを拠点とし、在シンガポールの日系企業に対する法務サービスの提供、及び東南アジア各国におけるM&A、不動産開発、建設、インフラ、エネルギー等の投資案件や規制対応に従事。シンガポールにおけるForeign Practitioner Certificate (FPC)の資格を有し、同国の地場法律事務所にて執務した経験も有する。

福田 隆(ふくだ たかし)
KPMG税理士法人 パートナー
2001年に、KPMGピートマーウィック(現KPMG税理士法人)に入所。 日系企業及び外資系企業に対する国内・国際税務アドバイザリー業務及び税務申告業務等に従事。 担当企業は、製造業、小売・卸売業、運輸業、総合商社、エネルギー、及びパブリックセクター等、多岐にわたる。 企業組織再編に関する税務アドバイスや税務デューデリジェンス等にも多数関与。 2008年、KPMG英国(ロンドン)事務所へ出向し、在英日系企業の駐在員に対する個人所得税サービスチームに所属。 その後、一旦帰国し、2011年から2014年までの間、KPMG英国(レディング)事務所へ出向し、主に現地日系企業に対する税務アドバイザリー業務、税務申告業務、日系企業による欧州進出、及び欧州統括会社の設置等のプロジェクトに関与。 2016年、パートナーに就任し、現在に至る。

蓑和 秀夫(みのわ ひでお)
株式会社 KPMG FAS ディレクター
15年以上に亘って、製造業・消費財・小売・金融・不動産・建設分野を中心にクライアント企業と共に、グローバル経営管理、ガバナンス改革、M&A・PMI、既存事業変革、新規事業開発、組織風土改革などの経営テーマに対してプロジェクトを推進。 2017年~2021年インドネシア・ジャカルタ、2021年~2023年シンガポールと通算7年間の海外駐在経験を有し、グローバルでの経営管理体制の見直しやガバナンス領域でのデジタルの活用などを得意とする。

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