クライアント、社会、従業員からの期待に応えていくために

KPMGジャパン 共同チェアマン 山田 裕行、知野 雅彦

共同チェアマンメッセージ

(左)知野 雅彦、(右)山田 裕行

変動期を迎えた世界において、公正な社会の実現と経済発展に貢献します

2022年から2023年は、世界的なパンデミックを経て新しい価値観や行動様式が根付き始め、新たなイノベーションが進みました。一方、ロシアによるウクライナ侵攻や台湾有事など一連の地政学リスクの顕在化や、パキスタン洪水やトルコ南東部大地震などの大規模自然災害の発生により、国家間の不平等や人種的不公平が特定の人の生死に関わるという現実が改めて露呈しました。日本においても異常気象が続いているほか、歴史的な円安水準やウクライナ侵攻開始後の資源価格の高騰などによる物価高がビジネスや生活を直撃するなど、将来に対する不安は拡大しています。私たちには、サステナブルな社会に向けた確実な行動が求められています。

KPMGジャパンは従前より、公正な社会の実現と経済発展に貢献する役割を担ってきました。現在の不安定・不確実な世界において、社会が直面している重要かつ複雑な課題の解決に貢献するために、私たちはさらに大きな責任を果たしていかなければなりません。私たちは、Our Purpose(存在意義)である「Inspire Confidence. Empower Change. 社会に信頼を、変革に力を」に基づき、あらゆる活動で世界により大きなポジティブインパクトを与えていきたいと考えています。そして、私たちのビジョンである「The Clear Choice」つまり、卓越したサービスを提供し続けることにより、社会、クライアント、組織員から、常に選ばれる存在であることを目指します。

Our Impact Planレポートを通じて、社会課題の解決に向けた取組みを発信します

KPMGは、グローバル全体で、私たち自身の環境、社会、ガバナンス(ESG)への取組みを1つの傘の下にまとめ、「Our Impact Plan」として推進しています。この度、KPMGジャパンでは、このOur Impact Planの4つの重要領域、つまり、Governance、People、Planet、Prosperityにおける私たちのコミットメントと行動を明確にしたOur Impact Planレポートを発行しました。本レポートのなかで、私たちはKPMGがグローバル全体で取り組むCollective Action Plan(共同行動計画)のロードマップに基づく取組み、および国内の社会課題の解決に向けて私たち自身が従来から継続してきた取組みについて説明しています。それだけでなく、私たちが今後さらに注力していくべき課題についても、現在の進捗状況をオープンに報告しています。

そして、私たちは組織として、また組織に属する一人ひとりが、日々の業務や活動を通じて信頼を築き、サステナブルな成長を実現する努力を重ねていきます。私たちは、Our Valuesの重要な構成要素であり、私たちの価値観の中心になっている「For Better(未来を見据え、社会の発展に寄与する)」を貫き、KPMGが持つ専門知識、最先端のテクノロジー、熱意にあふれグローバルに連携する多様な人材がもたらすバリューをクライアントや社会に提供し、すべてのコミュニティを豊かにする活動に貢献します。そしてそれを加速するために、ビジョンを共有できる他の組織と、社会課題の解決のために協働していきます。

社会にポジティブインパクトを与える取組みを継続します

私たちは、KPMGのメンバーがどのように変わりどのような成果を生み出すのか、クライアントの信頼と変革を支援することでクライアントの価値をどのように高められるのか、そして社会にどのようなポジティブインパクトを与えられるのかを成功の尺度としています。私たちはその成果を評価するため、目指すべき方向を定め、現在の進捗を測定し、ギャップを埋めるための努力を続けてまいります。

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