理事長メッセージ

有限責任 あずさ監査法人 理事長 山田 裕行より、みなさまへのメッセージです。

有限責任 あずさ監査法人 理事長 山田 裕行より、みなさまへのメッセージです。

有限責任 あずさ監査法人 理事長 山田 裕行

平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

私たちあずさ監査法人は、すべてのステークホルダーにとっての「The Clear Choice―常に選ばれる存在―」になるというビジョンを掲げています。監査法人は、資本市場において情報の信頼性を確保するという大切な使命を託されていますが、いまやその役割は財務情報の監査業務だけにとどまりません。資本市場のみならず、広く社会にとって「選ばれる存在」でありたいと考えています。

地政学リスクやデジタル技術、気候変動など、企業を取り巻く事業環境は劇的に変化しています。そうしたなか、財務情報のみならず、気候変動対策や人的資本投資など非財務情報の開示を求めるステークホルダーの声は高まる一方です。

こうした変化に対応するために、私たちは財務・非財務を問わず、監査を軸に各種アドバイザリーサービスも強化し、経営の意思決定を広く、深くサポートできるように変革を急ピッチで進めています。その柱が「デジタル」と「サステナビリティ」です。

急速に進歩している生成AIは、すべての領域においてビジネス環境を劇的に変化させる「ゲームチェンジャー」になるとみられています。私たちは2023年8月、生成AIを使った独自開発のツールを用いて、これまで以上に付加価値の高い監査業務を提供できる体制を整えました。今後も、国内外のテクノロジー企業と積極的に提携・協業するなどして最先端の技術やノウハウを取り入れていきます。

監査品質を持続的に向上させていくには国際品質マネジメント基準(ISQM)といった厳格な基準・ルールへの対応とともに、生成AIのようなテクノロジーの活用はもはや不可欠です。自ら最先端のデジタル技術を活用して監査品質を追求すると同時に、クライアントの皆さまのDXもサポートして参ります。

サステナビリティについては、非財務情報の開示義務化や第三者保証の制度化に向けた動きが本格化しています。あずさ監査法人としても、クライアントの皆さまが置かれている状況に応じて、保証やアドバイザリーなど高い専門性を持つプロフェッショナルがきめ細かく対応して参ります。

気候変動対応のほか、人権や生物多様性などESGの観点から企業が対処すべき課題は今後も増え続けます。あずさ監査法人はこれまで、企業の財務データに信頼を付与し、分析して、一歩先のインサイトを幅広い産業、業種に提供してきました。この経験を非財務領域にも応用していきます。

こうしたあずさ監査法人の社会的使命を担うのは、多様な専門性や価値観を持つプロフェッショナルたちです。採用を強化しているほか、研修などを通じた育成も推進し、多様化する社会のニーズにより迅速に対応できるよう、人的資本への投資を拡充していきます。デジタル技術の活用などにより業務の効率化を進めるなどし、一人ひとりのウェルビーイングをサポートしています。

すべてのステークホルダーから「選ばれる存在」になるために、私たちは「社会に信頼を、変革に力を」というパーパスを胸に、より高品質で信頼性の高いサービスを提供して参ります。

引き続き、皆様からのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

有限責任 あずさ監査法人
理事長 山田 裕行