インドにおけるEV技術の最前線

世界中でEVシフトが進むなか、インドにおいては、2022年にEV販売台数が100万台を超え、今後はバスや小型商用車への普及がさらに加速すると予想されます。EVの普及は、EVバリューチェーン全体にイノベーションを起こし、新たなビジネスチャンスを生み出します。

世界中でEVシフトが進むなか、インドにおいては、2022年にEV販売台数が100万台を超え、今後はバスや小型商用車への普及がさらに加速すると予想されます。

世界中でEVシフトが進むなか、インドにおいても、2022年にEVの販売台数が100万台を超えました。なかでも、経済的で、走行ルートが予測でき、自家用充電器が使用可能であるといったメリットから、2輪車と3輪車が全体の売上を牽引しています。加えて、B2B(商用)セグメントが、EVの4輪車やバスの売上を牽引しています。EVに有利な政策の実行、充電インフラの拡充、各社の購入費および維持費等の低減に向けた努力により、EVのバスやLCV(小型商用車)などの普及がさらに加速すると予想されます。

EVの普及によって新たなビジネスモデルも生まれています。充電インフラは、独立型の充電ステーションから、利用者がよりアクセスしやすくコスト的にも導入しやすい目的地充電(商業施設などに併設される充電スタンド)へと移行しています。充電時間の短縮や初期費用の削減が期待できるBattery as a Service(BaaS)や、バッテリーリースも注目されています。EVバリューチェーン全体でさまざまなイノベーションが起こり、新たなビジネスチャンスが生まれているのです。本レポートではその詳細を3回に分けてお伝えします。

※当内容は、KPMGインドが2023年4月に発行した「Technology at the forefront of Electric Vehicles」の内容を、KPMGジャパンがKPMGインドの許可を得て抄訳・再編しました。翻訳と英語原文間に齟齬がある場合は、当該英語原文が優先するものとします。

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執筆者

KPMGジャパン 自動車セクター
KPMGコンサルティング
パートナー 犬飼 仁

KPMGコンサルティング マネジャー
奥野 輝之