KPMGが不正バロメーターの調査結果を発表

KPMG英国は、2021年1月から6月までの期間を対象としたFraud Barometer(不正バロメーター)の最新調査結果を発表しました。

KPMG英国は、2021年1月から6月までの期間を対象とした不正バロメーターの最新調査結果を発表しました。

KPMGは、英国の裁判所へ申し立てられた10万ポンド以上の損失を伴う不正についての調査を30年以上にわたり実施しており、最新の不正のパターンとその傾向を特定し、不正に関連する新たな脅威に対しての注意を喚起し、能動的に不正リスクに対処するために参考となる情報を提供しています。

英国では、ロックダウンやCOVID-19の規制による裁判所の閉鎖等により大きな影響を受けましたが、システムに滞留している不正事件への対応は進んでいます。英国政府の発表によると、クラウン・コート(刑事法院)における未解決事件は59,000件を超えていますが、昨年保留された膨大な数の事件に対応するため、法的機関はテクノロジーを活用し、迅速に対応しています。

本調査結果の主な特徴:

  • 英国の裁判所で審理された不正事件の件数は、2021年に151件に倍増
  • 不正事件の被害金額は1億4,000万ポンド弱に減少
  • COVID-19の混乱を悪用し、一般市民をターゲットにしたプロの犯罪者による被害額は3,700万ポンド
  • 調達詐欺は400%も増加し、被害額は950万ポンドとなった

詳細につきましては、こちらのリンク(英語)をご参照ください。

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