2022年1月1日からの輸入VATリバースチャージ方式の標準化

2022年1月1日からフランスにおける輸入VATリバースチャージ方式が標準化されます。

2022年1月1日から、フランスにおける輸入VATリバースチャージ方式が標準化されます。

従来、輸入VATのリバースチャージ方式は、フランス税関に申請し、承認を得ないと適用されませんでしたが、同方式は2022年1月1日から標準化されるため、申請なしで適用されることになります。

これにより、在仏日系子会社は、キャッシュフローの改善、財務コストの低減、VAT申告作業の簡素化などの便益を享受できるでしょう。

主な注意点は下記の2つです。

  1. 今後はフランス税務当局が在仏日系子会社のVAT申告書を自動記入するが、誤謬がある可能性もあるので、VAT申告書の自動記入内容をよく確認すること。
  2. 輸入VATリバースチャージ方式の標準化は、輸入申告者が事前にVAT登録番号を取得しておくことが前提である。そのため、在仏子会社を通さず、在日企業から在仏企業に直接輸出し、在日企業が輸入申告者である場合、当該在日企業がフランスでのVAT登録番号を事前に取得しておく必要がある。

今回の標準化に関わる移行のため、上記の確認を行うことが推奨されます。

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