国際金融センターと金融犯罪対策

「木を隠すなら森の中」。国際金融センターは犯罪資金を招きがちです。本稿は、東京・大阪・福岡が、国際金融センターとして今後発展していくために、海外の先進事例に学ぶことができることについて、解説します。

ロンドン・アムステルダム・シンガポールなど、海外の国際金融センターに、金融犯罪対策やデジタル化についての先進事例があることをご紹介します。

以下について、解説しています。

  1. 「国際金融センター」への関心が高まっています。「ポストコロナの成長戦略」としての期待がひとつの理由だと考えられます。
  2. 国際金融センターは犯罪資金の流入を招きます。「木を隠すなら森の中」だからです。
    このため、効果的・効率的な金融犯罪対策が、国際金融センターの必要条件のひとつとなります。マネロン・テロ資金供与・大量破壊兵器拡散金融を阻止し、犯罪組織の不正な資金源を絶つことは、大きな課題です。
  3. ロンドン・アムステルダムなどの世界の国際金融センターでは、金融犯罪対策のデジタル化を加速させる例がみられます。
  4. 他国の先進事例を学びつつ、国際金融センターの必要条件のひとつである効果的・効率的な金融犯罪対策をデジタル化によって実現すべきと考えます。

 

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執筆者

有限責任 あずさ監査法人
ディレクター 水口 毅

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