Digital Identity(デジタルID)
デジタルIDの活用がグローバルに拡大しています。特に、新興国では、その実用化が急速に広がる"leapfrogging"がみられます。「デジタルIDとは何か。FATFは何を指摘しているか。米国の動きはどうか。日本への示唆は。」本稿は、これらの点にお答えします。
本稿は、「デジタルIDとは何か。FATFは何を指摘しているか。米国の動きはどうか。日本への示唆は。」について解説します。
Article Posted date
13 December 2019
金融取引のデジタル化が進むなか、本人確認への新技術の活用が拡大しています。本稿は、I. デジタルIDについてFATFが公表した指針案と、II. 米国における「デジタルIDの共用可能性(portability)の実現」に向けた動きを紹介し、最後に、III. わが国への示唆を簡単に解説します。
内容
- はじめに - 「本人確認」について
- デジタルIDに関する「FATF指針案」
(1)デジタルIDシステムの特徴と具体例
(2)デジタルIDシステム活用の「メリット」と「リスク」
(3)銀行が個別のデジタルIDシステムの採用可否を決める際のプロセス - 米国におけるデジタルIDの「共用可能性」の実現に向けた動き
- わが国への示唆
執筆者
有限責任 あずさ監査法人
金融アドバイザリー部
ディレクター 水口 毅
金融機関に関する最新情報
#RegTech