先日、令和3年度の内閣府の「外交に関する世論調査」結果の中国に関連する部分を見る機会がありました。この調査で「中国に親しみを感じる」と回答した人は、わずかに20%でした。1980年代には70%前後であったのですが、1990年代初めから減少を続けています。アメリカ合衆国に対する同様の調査結果は1980年代70%前後であったものが、令和3年には88%まで高まっています。中国で生活し、仕事をしていると1980年代から現在までの中国の発展は著しく中国の事業環境は改善し、中国人の生活も改善され、彼らの考え方や生活態度も良くなったと感じますし、中国で働く外国人の生活も大きく改善されたと感じています。しかし、日本での世論調査結果は、対中好感度が著しく悪化してます。同じアジアの国である中国、そして日本の隣国である中国の好感度が何故ここまで悪化してしまっているのでしょうか。中国は、この30年間の発展をバネにさらに世界に羽ばたこうとしています。時に強硬な態度をとることもありますが、日本は隣国として中国を見ていく必要があると思います。

なお、私事で恐縮ですが、この9月をもってKPMGを退任することになりました。1993年から約30年間にわたり中国で仕事をし、多くの日本企業の中国事業をご支援して参りました。多くの素晴らしいお客様とともに成長する機会に恵まれたことに感謝します。

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