GJP China News 第1号
GJP China News 第1号
第1号, 2019年1月 KPMGグローバル人事関連調査レポート「HR2019の将来」/中国における日系企業の現状~高まる中国市場の魅力と現状の課題
第1号 ご挨拶
タレントマネジメントが、中国においても重要視されてきています。どの会社も優秀な人材を欲しがっています。彼らに継続的に勤務してもらい、活躍の場を与え、より高いキャリアパスを設定することは、企業の成長の好循環につながります。日本企業は、日本の人事制度を軸にしたものを中国に適用しているケースが多く、それが必ずしも中国の労働市場の変化に適合できているとは限らない状況になりつつあるのではと感じています。日系企業の中には現地への権限移譲が進んでおらず、都度日本本社に諮る必要があり、意思決定(判断)スピードは中国企業、欧米企業に比較してどうしても遅れてしまうという会社もあります。さらに意思決定した戦略も綿密な調査と準備に時間をかけ過ぎ、実際の遂行時には手遅れになっていたということもあるようです。中国の変化のペースを考えると、組織は、新しい機会や問題を評価し、前例のない変化の時代に成功するために、テクノロジーの活用等により労働力を再編成し、従業員の経験を向上させ、従業員に必要な能力を身につけるためのサポートをする必要があります。中国の事業環境は非常に速いスピードで変化しています。日本本社主導やグローバルでの統一という価値観に加えて、中国にフィットした中国用の事業形態を実現させることが、今後の中国事業のあり方のひとつの「解」になるのではないかと考えています。
KPMG中国
GJP中国総代表
高部 一郎
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